中古PCを買ったら一週間以内にまずチェックすべきこと6選!中古だからこそ状態確認は重要です

中古PCはお手頃価格で入手できる一方で状態に不安がつきまとうもの。

実際に使用感のあるものも多く、購入後は手早く状態のチェックをしておきたいところです。

とくに中古PCは保証期間が短く設定されていることが一般的で、保証期間が一週間程度というところまであったりします。

購入後のチェックを欠かしてしまうと、その後に不具合が判明しても手の打ちようがありません。

そこでこの記事では、中古PCの購入後にすみやかにチェックしておきたいポイントについて解説しています。

スピード感が命、ということで重要なポイントだけに絞って説明していますので、ぜひチェックの際はあらためてご覧いただければと思います。

ちなみに本記事はノートPCを基準にしております。

また説明はWindows10をベースとしていますので、Macなどを購入された場合は、使用するツールなどを適宜対応する他のアプリに置き換えていただければと思います。

目次

中古PCの付属品が揃っているか

ネットショップで購入した場合などは、付属品がすべて揃っているかをまず確認します。

最初から付属しないことがアナウンスされている場合は別ですが、付いているはずのものが足りない場合は速やかに連絡を取りましょう。

その点、店舗で買うと現物をその場で確認でき、認識の間違いがないので安心です。

中古PCの型番の確認を行う

次に型番を確認しておきましょう。

本来であれば購入前に確認したうえで購入するのが望ましいのですが、人間勢いで買ってしまうこともあるので、自宅に持ち帰ったら一応確認をしておきます。

同じ製品でもスペックの違いは型番によって管理されるため、型番をチェックすることで本来の初期スペックがわかります。

例えばThinkPadだったら下記のように、インターネットで一覧になっていたりします。

» Lenovo型番一覧|パソコンスペック情報|インバースネット株式会社

本来のスペックと異なる場合は、前のオーナーがスペックアップしているか、ショップで改造しているかのどちらかになります。

状態確認の一環として、ぜひ確認しておきましょう。

中古PCのスペックのチェック

購入した中古PCのスペックをチェックします。

特にネットショップやオークションなどで購入した場合は確認必須です。

OS、CPU、メモリの確認

Windowsの場合は「PC」を右クリックして「プロパティ」から確認することができます。

こちらでは「OS」「CPU」「メモリ」を見ることができます。

ちなみに画像のスペックは手持ちのThinkPad X250のものです。

HDD・SSDの状態の確認

またストレージ(HDD、SSD)の状態も確認しておきましょう。

Windowsならエクスプローラーの「PC」から「ローカルディスク(C:)」上で右クリックしてプロパティを表示し、「ツール」タブを開きます。

「ドライブと最適化とデフラグ」の「最適化」を開くと「ドライブの最適化」が表示され、メディアの種類を見ると種類がわかります。

また「全般」タブを見るとドライブの容量を見ることができます。

とくにネットで手に入れた商品については、事前に示されていたものと異なってないかよく見ておきましょう。

中古PCの動作確認を行う

購入したPCの動作確認をしていきます。

隠れた不具合が見つかる場合もあるので、小まめにチェックしていきましょう。

OSの起動に時間がかかってないか

まず電源を入れてOSを立ち上げてみます。

起動に通常よりも時間がかかるようであれば、HDDやSSDの状態がよくない可能性があります。

とくにHDDから異音がするような場合は、HDDがかなり痛んでいる状態です。

カランカランと鳴るような場合はすみやかにリカバリメディアを作っておいた方が無難です。

インターネットに接続できるか

ネットに接続できるか試してみます。

Wi-Fi、有線LANともに接続状態の確認をしましょう。

自宅の環境も無線LANのみという方も多いかと思いますが、可能であれば確認をしておきましょう。

もちろん有線LANについては、PCに搭載されてなければチェック不要です。

HDD・SSDの状態に問題はないか

HDDは構造的に回転するディスクが組み込まれているため、不調の場合は異音がするなどのわかりやすい症状が出ます。

まずはそれらがないかを確認します。

あわせて、「CrystalDiskInfo」というフリーウェアを用い、HDDやSSDの健康状態をチェックします。

» CrystalDiskInfo – Crystal Dew World

CrystalDiskInfoは、HDDやSSDの型番や容量から電源投入回数や使用時間などを調べてくれる優れもののフリーウェアです。

エクスプローラーからもHDD・SSDの容量を確認することは可能ですが、CrystalDiskInfoを使うことでより詳しくチェックできます。

キーボードや外部接続端子、スピーカーのチェック

キーボードなどのその他のパーツのコンディションを確かめます。

キーボードは単純にひたすら一つ一つのキーを押していき、反応しないキーがないかを確認します。

外部接続端子は接続してみて認識するか、スピーカーはボリュームを上げ下げしてきちんと音が鳴るかを見ていきます。

音は鳴ればなんでもよいので、Youtubeあたりを再生するので十分だと思います。

バッテリーの寿命、劣化具合のチェック

Windows8以降はWindowsの標準機能としてバッテリーの診断機能が搭載されています。

この「バッテリー寿命レポート」を実行すると、劣化の程度を表示してくれます。

まずはコマンドプロンプトを起動します。

スタートボタン横の検索ボックスに「cmd」と入力してEnterキーでコマンドプロンプトが立ち上がります。

起動したら「powercfg /batteryreport」と入力してエンター。

htmlファイルが生成され、格納場所も示されるのでアクセスします。

battery-report.htmlをダブルクリックで選択して表示します。

「Installed batteries」(内蔵バッテリー)から、「DESIGN CAPACITY」(設計上の最大の充電容量) と「FULL CHARGE CAPACITY」(満充電容量)を見ます。

最大容量から現在の満充電容量を比較することで、劣化の程度がわかります。

また、ThinkPadなら、ストアアプリのLenovo Vantageをインストールすることでもチェックできます。

「ハードウェア設定」から「電源・省電力」へアクセスすると、バッテリー状況が確認できます。

OSのアップデートを実施

中古品なのでOSのアップデートが行われないままのケースが多々あります。

そこで、溜まったアップデートを行っていきます。

アップデートがされてないまま悪意のあるサイトにアクセスすることでセキュリティホールを突かれる可能性もあります。

本来的にはアップデートが完全に終わるまではネットブラウジングは避けた方が無難です。

おそらくアップデートにかなりの時間がかかるはずなので、こちらも早めに取りかかりたいところです。

リカバリメディアの作成

リカバリメディアを作成しておきます。

リカバリメディアを用意しておくことで、万が一の場合もPCのデータを元に戻すことができます。

何かあったときの頼みの綱なので、早めに作成しておきましょう。

Windows10の場合はリカバリメディアの作成がOSの機能として用意されています。

USBメモリを使用して作成するので、手持ちがなければ用意しておきましょう。

中古だからこそ状態のチェックは滞りなく済ませましょう

中古PCを購入するなら、トラブルが生じても自分で解決するという姿勢が大切です。

また何事も自分の目でチェックすることが大切です。

コンディションをよく確認し、初期不良がある場合はすぐに購入したショップに連絡し、対応してもらいましょう。

またパーツの交換を前提に中古PCを購入する場合もありますが、その場合は上記のチェックのうちいくつかはスルー可かもしれません。

HDDをSSDに換装する計画なら、そこまで神経質に中身をチェックする必要はないでしょう。

ご自身がどのように使われるかにあわせて、臨機応変に対応していくことをおすすめします。

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