この記事ではFire TV Stickを利用して、MacのデスクトップやiPhoneのホーム画面をテレビにミラーリング出力する方法について解説します。
今回ご紹介するのは、AirReceiverというAmazonアプリを使う方法。
AirReceiverは有料アプリですが305円と安く、また複数のデバイスで使いまわせるため、Amazonデバイスをさらに活用したい方は購入しておいて損のないアプリです。
Fireタブレットのサブディスプレイ化にも利用できるので、ぜひ購入してみましょう。
ミラーリングは使った経験のない方にとっては、あまり使用する場面がイメージできない機能かと思います。
基本的にはただシンプルにデバイスの画面をテレビなどの大画面に出力する機能ですので、PCに保存してある動画や写真を大画面で見たいときなどに役立ちます。
またブラウザで再生している動画もテレビ出力できるので、倍速機能のない動画配信サービスの再生速度をブラウザで変えながらテレビ出力できます。
特にたくさんの人が集まるような場面で活躍する機能かと思いますので、ぜひトライしてみましょう。
AirReceiverのFire TV Stickへのダウンロード方法
まずAirReceiverをダウンロードしインストールします。
AirReceiverはAmazonアプリストアにラインナップされています。以下、ダウンロード方法です。
①ホーム画面の検索アイコンを選択します。

②検索語句で「A」を入力すると「AirReceiver」がサジェストされるので選択します。

もちろんAlexaで音声検索してもOKです。
③検索結果のトップにAirReceiverが表示されるので選択します。

④AirReceiverを305円で購入しダウンロードします。

僕の場合、すでに購入済みなのでこのような表示になっていますが、未購入の場合は305円と金額表示されます。
⑤ダウンロード後、起動します。

ダウンロード後は、ホーム画面の「アプリ」メニューにアイコンが生成され、そこから直接起動することができるようになります。
AirReceiverの設定手順
AirReceiverを使用する前に、各種設定をしておきます。
設定内容は基本的にはFireタブレットのサブディスプレイ化を行ったときと同様です。
①AirReceiverを起動する
AirReceiverを起動します。
起動すると以下のような設定画面が表示されます。

画像では画面の下の方が見切れていますが、項目はFireタブレットにインストールした際に表示されるものと同様です。

②チェック項目を設定する
AirPlay以外のチェックを外します。

AirPlayを使って接続するので、使用しない項目は外しておきます。
③AirPlay Securityの設定
AirPlay Securityを設定します。

初期状態ではオフになっていますが、オフのままだと他から接続される可能性もなくもないので、パスワードかPINコード設定をします。

僕は簡単なのでPINにしています。
ちなみにPINはこのような感じで表示されます。

④「Block New Session」を有効化
初期状態だと新たに他のデバイスが接続してきた場合、現在つながっている接続が強制切断されてしまうので、新規の接続をはじく設定をします。
まず設定画面から下へスクロールしていき、「Advanced Setting」を選択します。

次に画面を下へスクロールしていき、「Block New Session」の項目をチェックして有効化します。

これで他のセッションで切断されることはなくなりました。
AirReceiverでFire TV Stickからテレビにミラーリングする方法
MacをAirReceiverでテレビにミラーリングする手順は以下のとおりです。
MacをFire TV Stickでテレビにミラーリングする方法
Fire TV StickのAirReceiverを起動すると、MacのメニューバーにAirPlayアイコンが表示されるのでクリックします。
「AFTT-**」という名前のデバイスが認識されるのでクリックします。

クリックするとテレビにMacのデスクトップが表示されます。

Fire TV Stickでテレビをサブディスプレイ化する方法
AirPlay機能では、テレビ画面を使ったサブディスプレイ化も可能です。
Mac側のAirPlayで「個別のディスプレイとして利用」が選択されていると、サブディスプレイとして テレビに出力されます。
サブディスプレイからミラーリングに戻したい場合は、AirPlayから「内蔵Retinaディスプレイをミラーリング」もしくは「AirPlayディスプレイをミラーリング」を選択するとミラーリングに再設定されます。

iPhoneをFire TV Stickでテレビにミラーリングする方法
iPhoneの場合はコントロールセンターから接続を行います。
前提として、Fire TV Stickと同じWi-Fiに接続している必要があるので、Wi-FiをONにしておきます。
「画面ミラーリング」をタップします。

Fire TV Stickのデバイス番号「AFTT-**」が表示されるのでタップします。

AirPlayの設定でPINコードを設定している場合は入力を要求されるので、コードを入力します。

以上でテレビ画面にiPhoneの画面が表示されます。
Fire TV Stickのミラーリング終了の方法
ミラーリングを終了する場合は、AirReceiverの設定メニューの「Restart/Close」から「Close」を選択します。

なお再起動したい場合は「Restart」を選択します。
メニューの位置はAdvanced Settingの真上にあります。
AirPlayの設定でGENERAL>AirPlayにチェックを入れたままだと、次回のAirPlay起動時に端末側に認識されてしまいます。
認識されたくない場合は、AirPlayをオフにしておきましょう。