本記事では、Leawo Software社の製品、「Leawo Blu-rayコピー for Mac」をご紹介します。
Macユーザーがブルーレイを取り扱おうとした場合に困ってしまいがちなのが、対応ソフトウェアについて。
Apple製品はブルーレイへの対応が進んでおらず、Windowsと比べてもあまり環境として恵まれていません。
そのような中、Leawo Software社はMac向けのブルーレイツールを積極的に展開。
今回ご紹介する「Leawo Blu-rayコピー for Mac」は、コピーやリッピングなど、ブルーレイの複製に関する多くの機能が使えるMac向けの決定版とも言えるツールです。
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」はどのような製品?

まず最初に「Leawo Blu-rayコピー for Mac」について解説していきます。
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」の機能
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」でできる機能は以下のとおり。
- Blu-ray・DVDディスクをロスレスコピー可能
- コピー・変換先はBD/DVDディスク・フォルダ・ISOファイルに対応
- プロテクト(コピーガード)やリージョンコードを解除可能
- 3Dブルーレイをコピー可能
- コピー時に字幕とオーディオトラックを選択可能
このように、「Leawo Blu-rayコピー for Mac」はコピーソフトに必要とされる主な機能をほぼ完璧に備えています。
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」は、あらゆる Blu-ray・DVD ディスクに対応。
コピー先もBDディスク、DVDディスク、フォルダ、ISOファイルなどから選べます。
ISOファイルとは、CDやDVDの中身を1つにまとめたファイルのこと。ファイルの拡張子は.isoとなっています。
またコピー時には、フル、メイン、カスタムの3種類のコピー方式を選ぶことができる他、出力字幕と音声トラックを選択できます。
また元データの品質を保持した1:1のロスレスコピー(完全コピー)に対応しており、最大で6倍速の高速コピーも可能です。
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」の製品情報

「Leawo Blu-rayコピー for Mac」の製品情報は下記のとおりです。
1年ライセンス | 永久ライセンス | |
---|---|---|
対応OS | Mac OS X 10.10〜10.15 | |
価格(税込) | 6,105円 | 13,574円 |
支払い方法 | クレジットカード、銀行振り込み |
なお対応OSはMacOSXの10.15まで。
最新版のmacOS Big Sur(MacOSX 11.0.1)にはまだ対応していないので、その点にだけは注意です。
またライセンスは下記の2種類。
- 永久ライセンス
- 1年ライセンス
永久ライセンスを購入すれば、製品を永久に利用でき、アップデートやアップグレード、技術サポートを無償で受けられます。
一方で1年ライセンスでは、アップデートやアップグレードを利用できるのは製品登録後の一年のみ。
さらに登録後一年を過ぎると、「Blu-ray変換」、「Blu-rayコピー」といった主要機能が使えなくなってしまいます。
機能制限を考えると、余裕があれば永久ライセンスがおすすめです。
なお今回はMac版をご紹介していますが、Leawo Blu-rayコピーは本来Windows版にも対応した製品。
Windowsユーザーの方向けには、「Leawo Blu-rayコピー」がリリースされているので、そちらを購入しましょう。
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」を実際に使ってみた
今回はメーカー様よりライセンスを提供いただいたこともあり、実際に「Leawo Blu-rayコピー for Mac」を使用してみました。
作業手順と各機能に対する感想をご紹介していきます。
【手順①】ソフトウェアをインストールする
インストールは公式サイトからダウンロードできるインストーラから行います。
ダウンロードしたdmgファイルを開くとこのようにインストーラが起動します。

Finderが展開するので、その中の「install」ファイルを起動します。

システムから、インストールやアクセス権に関する各種確認をされるので、承認していきます。

インストール先を確認します。

インストール完了です。

【手順②】Blu-rayコピー機能を起動する
インストールが終わると、LaunchPad内に「Leawo Prof.Media」アイコンが追加されているので、起動します。
起動するとこのような感じ。

一見分かりづらいのですが、「Leawo Prof.Media」はLeawo製品の各種機能を一括で管理する統合ソフトウェア。
各アイコンごとにソフトウェアの機能が割り振られており、ライセンスを登録することで、それぞれの機能がフルに使えるようになります。
今回はブルーレイのコピー機能なので、右上の「Blu-ray/DVDコピー」を解説していきます。
【手順③】Blu-rayコピーでブルーレイディスクを読み込む
Leawo Prof.Mediaのホーム画面から、「Blu-ray/DVDコピー」を選択します。
ファイルの待機画面へ遷移するので、ブルーレイディスクをドラッグアンドドロップして読み込みます。

BDのが自動的に再生されるので、中身に何が入っているかを確認します。

なお左にはブルーレイの中身がタイトルごとに表示されています。
また、左下の「フルムービー」、「メインムービー」、「カスタムムービー」を選択することで、コピーの方法を選択できます。
- フルムービー:ブルーレイディスクに入っている全てを丸々コピー
- メインムービー:本編の動画のみをコピー(トラックは選択可能)
- カスタムムービー:字幕や音声を選択してコピー
右上の「コピー」をクリックすると、保存先を選択できます。

選択したら、画面右下の「コピー」を押せばコピーが始まります。
ちなみに今回は例として『天気の子』のブルーレイディスクを使用していますが、こちらのディスクのコピーは行なっていないことを付け加えておきます。
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」のその他の機能
冒頭にお伝えしたとおり、「Leawo Blu-rayコピー for Mac」の機能はコピー機能だけではありません。
他にもいくつかの機能をご紹介します。
圧縮コピー、ロスレスコピー、3Dコピーが可能

「Leawo Blu-rayコピー for Mac」では、データ容量を大きく圧縮できる圧縮コピーが可能です。
ブルーレイディスクは1枚あたり50〜100GBとかなり大容量なため、少しでもサイズダウンしたい場合には重宝する機能です。
もちろん全くサイズダウンせずにコピーする「ロスレスコピー」にも対応しています。
丸々複製することから情報の劣化がないため、記念として残したいデータの場合はこちらがよいでしょう。
また3Dブルーレイのコピーにも対応しています。
リージョンの変更とコピープロテクトの解除

リージョンコードの変更とコピープロテクトの解除も可能です。
リージョンコードとは、BDに割り当てられている地域番号のこと。 発売地域ごとに地域番号(リージョンコード)が割り当てられており、再生するディスクとプレーヤーのリージョンコードが異なる場合は再生できません。
ブルーレイの場合は、リージョンフリーもしくはA〜Cの3種類のコードが割り当てられますが、画面のとおり任意のリージョンコードに変更できます。

またコピープロテクトも解除可能です。
2020年12月現在の国内法では、コピープロテクトの解除までは違法ではないと解釈されています。しかし、プロテクトを解除したBDやDVDをリッピング(複製)した場合は、全て違法であると見なされます。
法律を遵守して、正しく利用しましょう。
「Leawo Blu-rayコピー for Mac」レビューまとめ
ここまで見てきたように、「Leawo Blu-rayコピー for Mac」は操作系統も大変シンプルで、初心者にとっても直感的に使いやすいソフトウェアです。
とくにMacのブルーレイディスクの環境はまだまだ充実しているとは言いがたく、選択肢も少ないのが実情です。
そのような中、「Leawo Blu-rayコピー for Mac」は比較的価格も安く、機能もしっかりしているため、初めての一本としてトライしやすいソフトウェアだと言えるでしょう。
これからブルーレイを取り扱って見たい方が、1年ライセンスで様子見してみるのはアリだと思います。
ただし一点だけ注意しておきたいのは法律関連のこと。
もちろんどのように使う方は完全にユーザーに委ねられていることではありますが、法律に抵触しない使い方を心がけるようにしましょう。
もちろんコピーガードのかかってないホームビデオをコピーすることに問題ありません。
また操作方法などの詳細については、公式の利用ガイドも用意されています。
本製品が気になった方は、ぜひあわせてチェックしてみてください。