書評

【書評】ブロガーが文章の書き方に迷ったら『新しい文章力の教室』を読めばいいと思います

新しい文章力の教室』は非常に実践的な文章術の本ということで、すでにいたるところで語り尽くされていたりします。

今さらという感じもしますが、ブロガーにとってはやはり名著ということで、このブログでもあらためて取り上げてみたいと思います。

『新しい文章力の教室』はどんな方におすすめの本ですか?

取り分けおすすめなのが、数か月間ブログ記事を書き続けてきたけど、自分の書いたものを読んで何となく違和感を覚えているというブロガーの方です。

書き慣れてきたはずなのに出来上がったものを読んでみてもいまいちしっくりこない、という方にとっては、改善のヒントを与えてくれる良書になると思います。

『新しい文章力の教室』とはどんな本か

『新しい文章力の教室』はニュースサイト「ナタリー」で長く編集長をつとめられた唐木元さんが書いた文章術の本です。

ナタリーといえば、ウェブメディアとしてかなりの知名度を持つサイトですが、意外にライター未経験者の採用が多いらしいのですね。

そんなナタリーで唐木さんが新入社員向けにおこなってきたライターとしての思考法とテクニックを学ぶためのトレーニング、通称「唐木ゼミ」のメソッドがこれでもかと書かれています。

多いときで一日15本以上も記事を書くナタリーでライターとしてやっていくための実用的な技術はとてもタメになります。

要は職業ライターとして大量生産しても一定のクオリティを維持するためのテクニックが詰まっているわけですね。

これは読むしかない。

良い文章の究極の目的は「完読されること」

この本では最後まで通して、良い文章の定義を次のように設定しています。

完読される文章が良い文章

ブログなどでも、文章がわかりづらかったりテンポが悪いと、その記事を読むのをやめてしまいたくなりますよね。

最近ではネットユーザーも長文への耐性が低くなってきています。

下手な文章を書いてしまうと、情報を正確に伝えることすら難しくなってしまうのですね。

読者に最後まで正確に情報を渡せる文章とはどういったものなのか、というのがこの本の主題になっています。

書く前の準備と要素のプラモデル化

この本では文章を書くために重要な事柄を、「事実」「ロジック」「言葉づかい」に分解しています。

さらに「ロジック」に基づいて書くためには、「要素」「順番」「軽量」の3つを考えるべきだとしています。

それぞれの言葉の正確な定義は実際に本を読んでいただければと思います。

それよりも重要なのは、文章を書くにあたってはそれらの骨組みをユニットとして考え、プラモデルを作るように作文することを目指しているというところです。

考えるべき要素をユニット化し書くことを仕組み化することは、方法論として再現性に優れていますし、悩みがちな要素の排除をシステマティックに行うことが可能です。

この考え方は生産力にダイレクトに繋がってくるので文章を書き始めたばかりのブロガーにとっては特に有効です。

またこの本では独自の「構造シート」でテーマと話題を整理する方法などを、具体的な例にもとづきながら説明してくれています。

強調したい事柄に応じてどのように文章の組み立てが変わっていくか、そのプロセスを具体例をもとに追えるのも初心者ブロガーにとっては参考になると思います。

読み返すことで文章のリズムや字面にバリエーションをもたらす

構成がかたちになっていても、文章のリズムや見た目が悪いとやはり完読される文章にはならないですよね。

この本では字面や語呂といった、見た目や音韻についても詳しく説明してくれています。

たとえば

私「の」おばさん「の」三女「の」会社「の」社長は有名人です。

などのように「の」が続くと一気に文章が酷くなりますよね。

このような避けるべき表現をいくつも例示してくれているので、単純に「べからず集」としてもかなり活用できます。

「これをやったらアウト」という表現をとりあえず回避できるので、忠実に実践するだけでもやらかしの大部分を避けることができます。

これだけでも文章を書く際の迷いがかなり排除できるので、初心者にとってはとても心強いのではないかと思います。

文章を明快にすることでいかに読者の負担を減らすか

ごてごてと無駄に言葉を増やしていくと、単純にわかりづらくなる上に読み手の負担は増えてしまいます。

読者に伝わる文章にするためには、表現をタイトにすることはとても重要です。

どのように削ぎ落としていけば読みやすい文章に変わるのか、細かい具体例をもとに説明してくれています。

ありがちな勘違いとして、長く書けばいい文章で長く書ければいい文章書き、という思い込みがありますが、実際は決してそうではないんですよね。

語句を削ぎ落として読みやすい文章にすることは意外と難しかったりします。

その反面、そういった方向性での指南はあまり見かけないようにも思いますので、とても貴重だと思います。

スムーズな文章とスピード感について

文章におけるスピード感は、一定の情報量をより少ない文字数で伝えたときに生まれます。

たとえば体言止めなどがそれにあたりますが、たとえそれを濫発しても読者にとって決していい文章にはならないんですよね。

この本では「適切なスピード感の文章」こそが良い文章だという立場に立って、何が読者を完読に導くのかということについて述べています。

丁寧な言葉づかいでいかに読者に過不足なく伝えるかは書き手として常に注意すべき点ですね。

読んでもらうための工夫

またこの本では、様々な読者を読ませるためのテクニックについても惜しみなく書かれてます。

「オリジナリティは客観的な事実に宿る」

「主観の押し付けは読者を白けさせる」

などといった一般的な思い込みの逆をいく内容のことや、

「人物名で始めると目を引きやすい」

「名詞と呼応する動詞を選ぶとこなれ感が出る」

「数字を入れると具体性が増す」

などの読者の心理的なメカニズムについての内容は特に実践的だと思います。

まとめ

外見はコンパクトな本で、イラストなんかも適度に入っていて、読みやすい雰囲気の本ですが、内容はかなり濃いです。

僕はこの本を最初、Kindle Unlimitedで読みましたが、すぐに紙の書籍で買いました。

というのも全ページ役に立つことばかりが書かれているので、パッと開いて目当てのページにすぐにアクセスできる紙の方がよかったんですよね。

何気なく開いても役立ちますし、表現方法に迷ったらとりあえずどう書いてあったかなと開いて見ています。

ナタリーはニュースサイトですので、文章の作法にしてもブログとはまた異なる部分もあるかとは思います。

しかしそれを差し引いても参考になる良い本なので、ブログの文章に悩まれているで未読の方がいらっしゃれば、ぜひ読んでみることをオススメします。

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