楽天の電子書籍リーダーKoboの現行5機種を紹介!おすすめのモデルはどれ?

すっかり定着した電子書籍リーダーですが、AmazonのKindleに次ぐ国内シェアを持つのが楽天の展開する「Kobo」です。

知名度ではKindleに及びませんが、楽天のサービスはポイント還元やクーポンによる強力なコスパを期待できるため、安く電子書籍を運用したい方には有力な選択肢です。

この記事では楽天のKoboについて、現在リリースされている最新の5機種についてご紹介します。

電子書籍=Kindleという固定観念を外して、新たな選択肢として検討してみましょう。

目次

楽天Kobo(コボ)とは?

楽天Kobo(コボ)は楽天が販売する電子書籍リーダーです。

もともとは同名のカナダの企業によって展開されているサービスでしたが、2012年に楽天に買収され子会社になって以来、楽天Koboとして販売されています。

電子書籍は楽天ブックスで購入することができ、Koboの各モデルで読むことができます。

楽天Koboの特徴

楽天Koboは電子書籍リーダーとして、いくつもの優れた特徴を備えています。

ここではKoboの性能についてご紹介します。

電子ペーパーによる疲れにくいディスプレイ

Koboのディスプレイには目や身体への負担が少ない仕組みが採用されています。

一般的に通常の液晶モニターをずっと見続けると疲労感を感じますが、これは目に光が直接届いてしまうため。

というのも、通常の液晶モニターは液晶の後ろから光を照らす構造になっており、目に向かってライトが照らされるからです。

目に直接照射された光は負担となり、疲労感へと繋がってしまいます。

そこで楽天Koboではディスプレイによる疲労感を蓄積させないよう、フロントライト構造を採用しています。

フロントライト構造は電子ペーパーを前面から奥に向かって照らす構造になっていることから、光が直接目に入らず、長時間読書を続けても疲労がたまりにくくなっています。

大容量と省電力のバッテリーで長時間の読書にも対応

楽天Koboでは8GBもしくは32GBの大容量ストレージを搭載。

小説なら約6,000冊、コミックなら約150冊分も持ち運ぶことができます。

書籍なら本棚まるまる1個分持ち運べる容量ですね。

また、電子ペーパーは電力消費がとても少ないのも特徴。

電池の減りを気にすることなく読書を楽しむことができます。

文字の大きさを自在に変更可能

楽天Koboは文字に関する設定を自由に変えることができます。

大きさだけではなく、フォントも好きなものへ変更可能です。

まさに電子書籍リーダーならではといった機能ですが、自分にあわせた環境に設定することで、より読書に集中できます。

ComfortLight PROで24時間最適な色相で読書可能

Koboに搭載されている「ComfortLight PRO」は、時間に応じて自動でディスプレイの色相を調整してくれる機能。

昼間は明るい白色、夜は温かな電球色と24時間最適な色合いに変わるので、より目に優しい環境で読書ができます。

ブルーライトの放出量も抑制されるので、夜中の読書にも最適です。

高速ページめくり機能で本物の本のような読み心地

高速ページめくり機能で読み返しや読み飛ばしが快適に行えます。

実際の紙の書籍をめくるような感覚で、ページ進んだり戻ったりができ、探したいページをすぐに見つけ出すことができます。

レスポンスの遅い電子書籍リーダーを使ったときのような待たされる間隔がありません。

楽天Kobo各モデルの機能の違いについて

画面のサイズは3種類

Koboの画面のサイズはモデルに応じて3種類があり、8インチ、7インチ、6インチから選べます。

解像度は212ppiもしくは300ppiで、見た際のきめ細やかさでは300ppiのモデルがおすすめです。

またKoboは文字のサイズが変えられますが、大きな画面サイズの方が読みやすさは高まります。

内蔵メモリ容量の違い

内蔵メモリもモデルによって8GBと32GBに分かれます。

8GBでは小説などの一般書籍だと約6000冊、コミックが約150冊のところ、32GBではそれぞれ約28000冊、約700冊とかなりの違いがあります。

漫画を多く読みたい人は容量の大きいモデルの購入がおすすめです。

防水規格の違い

楽天Koboはモデルによって防水規格が異なります。

IPX8規格に準拠したモデルでは、水没にも耐える防水性能を持っています。

長時間の水中での使用は想定されてないものの、お風呂場やキッチンなど水回りでも安心して使用することができます。

楽天Koboの種類

楽天Koboには4種類のモデルが用意されています。

2021年8月現在のラインナップは下記の5種類です。

まずはエントリークラスからミドルクラスの3モデル。

スクロールできます
kobo niakobo clara HDkobo libra H2O
イメージ
画面サイズ6インチ6インチ7インチ
ディスプレイCarta E Ink HD タッチスクリーンCarta E Ink HD タッチスクリーンCarta E Ink HD タッチスクリーン
解像度1024 x 758 (212 ppi)1448 x 1072 (300 ppi)1680 x 1264 (300 ppi)
ストレージ容量約8GB約8GB約8GB
バッテリー持続時間数週間数週間数週間
ライトComfortLight PRO (フロントライト内蔵)ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能)ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能)
サイズ159.3 × 112.4 × 9.2 mm157.0 × 111.0 × 8.3 mm159.0 × 144.0 × 5.0 – 7.8 mm
重さ172g166g192g
ページめくり画面のタップ / スワイプ操作画面のタップ / スワイプ操作画面のタップ / スワイプ操作
防水
カラーブラックブラックホワイト/ブラック
フォント日本語フォント、欧文フォント、サイズ調整可日本語フォント、欧文フォント、サイズ調整可日本語フォント、欧文フォント、サイズ調整可
Wi-Fi(無線LAN)IEEE 802.11 b/g/n (WEP / WPA /WPA2)IEEE 802.11 b/g/n (WEP / WPA /WPA2)IEEE 802.11 b/g/n (WEP / WPA /WPA2)
価格10.978円(税込)15,180円(税込)25,080円(税込)

Kobo formaがフラッグシップモデルで全体的な機能が一番高くなっています。

エントリーモデルのKobo niaは機能がかなり簡略化されていますが、値段は10,978円(税込)とかなり手に取りやすくなっています。

次にフラッグシップモデルの2モデル。

スクロールできます
kobo formakobo elispa
イメージ
画面サイズ8インチ10.3インチ
ディスプレイCarta E Ink HD タッチスクリーンCarta E Ink HD タッチスクリーン
解像度1920 x 1440 (300 ppi)1872 x 1404 (227 ppi)
ストレージ容量約32GB約32GB
バッテリー持続時間数週間数週間
ライトComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能)ComfortLight PRO (フロントライト内蔵)
サイズ177.7 × 160.0 × 4.2 – 8.5 mm227.0 × 193.0 × 7.6 mm
重さ197g383g
ページめくり画面のタップ / スワイプ操作、ページめくりボタン付き画面のタップ / スワイプ操作
防水IPX8 規格準拠
(水深 2 m / 最大 60 分耐久) ※生活防水
カラーブラックミッドナイトブルー
フォント日本語フォント、欧文フォント、サイズ調整可日本語フォント、欧文フォント、サイズ調整可
Wi-Fi(無線LAN)IEEE 802.11 b/g/n (WEP / WPA /WPA2)IEEE 802.11 b/g/n (WEP / WPA /WPA2)
付属品スタイラスペン
専用スリープカバー
価格34,980円(税込)46,990円(税込)

とくに新モデルのKobo elipsaは意欲的なモデル。

画面はラインナップで最大の10.3インチを搭載しており、さらにはスタイラスペンで電子書籍上に自由に書き込みが入れられるようになっています。

単純なハイライトとはまた異なった、より自由度の高い使い方のできるモデルと言えますね。

また、エントリーモデルのKobo niaとフラッグシップモデルのKobo elipsaでは4倍以上もの価格差があります。

価格のレンジが広いので、どのモデルを選ぶかは機能の必要性から吟味しましょう。

Kobo elipsaはややトリッキーなモデルなので、強い理由がなければKobo niaからKobo formaまでの4機種から選ぶことをおすすめします。

なお、Kobo fromaをKindleのフラッグシップモデルのKindle Oasisと比較すると、Koboが34,980円に対して、32GBの広告なしモデルで同価格となり、完全に拮抗しています。

楽天Koboのオススメのモデル

ここまでご紹介してきたKoboのラインナップの中で、僕が最もおすすめするモデルは「Kobo clara HD」です。

Koboの中では中間的なモデルですが、Kindleと比較した場合、Kindle Paperwhiteと同クラスのモデルに当たります。

Kindleと比較すると価格もやや高めですが、Koboの中では比較的手に取りやすい価格で、ComfortLight PROや高速ページめくりなど、機能も豊富です。

Koboのラインナップの中でもっともバランスがいいモデルですね。

また、サイズや重さもKoboの中でも一番コンパクトで、Kindle Paperwhiteと比較しても一回り小さい仕様になっています。

日常的な持ち運びにより適したモデルとなっており、荷物を増やしたくない方にもおすすめできるモデルです。

楽天をメインにネットショッピングしているならKoboがおすすめ

冒頭でも書きましたが、楽天はポイントやクーポンの還元率がずば抜けて高いため、楽天を使うならオール楽天で貫き通した方が基本的にはお得です。

逆にAmazonがメインな方は、Koboを利用するメリットが薄くなってしまいます。

むしろ、Kindleを購入してKindle Unlimitedを利用した方が得でしょう。

Amazonと楽天のどちらをメインに使っているかをはっきり判断できない場合は、一度購入の履歴を確認するとよいかと思います。

また、電子書籍も各サービス間でラインナップの差はなくなりつつありますが、まだ特定のプラットフォームで配信されてない書籍もあるようです。

目当てのタイトルや作家がある場合は、取り扱い状況を事前によく見ておくと安心です。

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