本記事ではnoteをPDF化してKindleで読む方法について解説します。
noteをPDFとして保存できるうえ、何より他のKindle書籍と同様に、ドキュメントを一旦閉じても、前回閲覧を終了した位置から再開できます。
手順も簡単でなので、覚えておくと便利です。
noteをPDF化する
noteをKindleで読むためには、まずはnoteをKindleに送れるファイル形式に変換する必要があります。
本記事ではnoteをPDF化します。
WebページをPDF化するもっとも簡単な方法はChromeブラウザを使用する方法です。
Chromeの印刷機能でPDF化が可能なので、それを利用します。
Chromeのデベロッパーツールでヘッダーとフッダーを削除する
いきなりPDF化といきたいところですが、noteのページには上下にヘッダーとフッダーがあるのがやや問題です。
スクロールすると画面外に隠れるの半固定タイプのものですが、画面から隠れてもPDF化した際に本文にばっちり入ってしまいます。
毎ページ入ってくる上に文章にかかったりするので、できれば非表示にしたいところです。

レイアウト的に邪魔なのであらかじめ処理してしまいます。
①まず右クリックのメニューから開き「検証」を選び、デベロッパーツールを開きます。

クリックするとこのような画面になります。

②次に、画像の位置にあるアイコンを押して、アイコンを選択状態にします。青色に変わればOKです。

③消したいヘッダーの位置にカーソルを持っていきます。

自動的にページ内のヘッダーの要素を捉えて色が変わるので一回クリックし、Deleteキーを押します。
ヘッダーが消えます。

画像の例では緑色の帯が残っていますが、同様の手順で消します。
フッターも同じように消してしまいます。

フッターはページの真ん中辺りをクリックするのがコツです。
ちなみに消えてしまったヘッダーとフッターはページを再読込すると元通りになるので心配は無用です。
右クリックの「印刷」からPDF化する
次に右クリックメニューの「印刷」から、PDF化します。
①「印刷」画面より送信先を「PDFに保存」にします。

②「詳細設定」より文字の大きさを変更します。

初期値の100だと文字サイズがかなり小さいので、150くらいにします。
ただし文字サイズの倍率を変えることで文章のレイアウトが変わるため、改ページの辺りで文字が若干切れてしまいます。
この辺は好みの問題かも知れませんが、文字が小さくて読みにくいよりかはいいと思うので、僕は割り切って文字サイズを上げています。
また、あわせて「オプション」の「ヘッダーとフッター」のチェックを外すことで、PDF化した際に上部と下部に表示されるURLなどを消すことができます。
③「保存」を押してデスクトップなどに保存します。
以上でPDF化は終了です。
PDF化したnoteをKindleに送る
PDF化したデータをKindleに送付するにはいくつかの方法があります。
KindleのDocumentsフォルダに直接ドロップする
PDFファイルをKindleに送る方法はいくつかありますが、もっとも単純な方法は、直接KindleのDocumentsに放り込むという方法です。
Kindleの端末上のデータは電子書籍を含めてDocumentsフォルダに格納されています。
KindleをPC/MacとUSBケーブルで接続し、PDFファイルを直接ドラッグ&ドロップすれば転送終了です。

この方法は簡単ですが、特定のデバイスにしか送り込めないのがデメリットです。
Send-to-Kindle機能を利用する
その他に、Amazonが公式にアナウンスしている方法としては、Send-to-Kindle機能があります。
Kindleデバイスごとに設定されたアドレス宛てにEメールを送ることで、デバイスへPDFデータを送ることができます。
なおアドレスはAmazonの「コンテンツと端末の管理」の「設定」>「パーソナル・ドキュメント設定」から確認することができます。

なお、迷惑メール対策として送付可能なアドレスは事前に承認したものに限られるため、使用するアドレスは「コンテンツと端末の管理」から登録しておく必要があります。
noteをPDF化するデメリットはリンクが効かないこと
noteをPDF化した場合のデメリットは、リンクが利用できなくなること。
リンク先への遷移ができないため、参照先の多い文章はかなり読みづらくなってしまいます。
都度スマホでリンク先を確認するなどの方法も考えられますが、URLの確認と入力を考えるとあまり現実的ではありません。
noteをPDF化するなら、文章のみで構成されたエッセイ的なものの方が、より適していると言えるでしょう。
まとめ:Kindleのパーソナル・ドキュメント機能を積極的に活用しましょう
パーソナル・ドキュメントとは要は自炊したファイルのことですが、Kindleはそのようなファイルも閲覧することが可能です。
今回は「note」をKindleで読むという体でご紹介していますが、要はPDFファイルであれば何でも同じように取り扱うことができます。
また、スマホの共有機能からもKindleに直接送信する機能が設定されていますので、手軽さなどの要件にあわせて選択していただければと思います。