縛りなし・解約金なしは魅力だけど、安かろう悪かろうだと嫌だな……。
クラウドWiFiは「縛りなし・解約金なし」が売りのモバイルWiFi。
解約時のペナルティがないことから、利用を始めやすいのが特徴です。
ヨノイ
また2020年11月からは新たに、24ヶ月間の契約期間の新プラン「新品端末レンタルプラン」を開始。
「縛りなし」と「縛りあり」のプランが併存するかたちとなっています。
そこでこの記事では、新たに新プランを含めた上で、クラウドWiFiのメリット、デメリットをまとめてみました。
結論からお伝えするとクラウドWiFiはこのようなサービス。
クラウドWiFiの特徴
- クラウドWiFiは24時間ほぼ実用的な速度がキープできる
- 3日間10GBなどの速度制限がない
- データ利用量が無制限のプランを選べるが、通信量に伴う一時的な速度制限あり
- 「縛りなし」プランであれば、解約時の負担がほとんどない
クラウドWiFiは特性を把握した上で利用すれば実用性は十分。
決しておかしなサービスでありませんし、コスパを考えればかなり狙い目のサービスです。
理由については本文で詳しく解説していきますので、ぜひサービス選びの参考にしてください。
目次
クラウドWiFi(ワイファイ)とは

出典:クラウドWiFi(https://www.wifi-tokyo-rentalshop.com/cloudwifi/)
クラウドWi-Fi(ワイファイ)とは、株式会社ニッチカンパニーの運営するモバイルWi-Fiサービス。
「クラウドSIM」というしくみを採用しており、国内大手3キャリアの回線を利用することで、安定した通信環境で利用できます。
またクラウドWiFiは契約期間の縛りがなく解約金もないのが特徴。
「端末レンタルプラン」を選べば、自分の都合に合わせて負担なしに解約できます。
月額料金も他社サービスよりも比較的安く、ユーザーの金銭的な負担が少ないサービスと言えます。
モバイルWiFiを利用したことのない方でも、最初の一本として始めやすいサービスです。

クラウドWiFiのサービス内容
まずクラウドWiFiのサービス内容を紹介します。
2020年11月より、新プランとして「新品端末レンタルプラン」がスタート。
最新端末であるU3を利用できるプランとして、格安の月額料金で提供されています。
なお「新品端末レンタルプラン」では、月間の通信容量は100GBとして設定されています。
プラン名 | 端末レンタルプラン | 新品端末レンタルプラン |
---|---|---|
月額料金(税抜) | 3,380円 | 3,150円 |
契約期間 | なし | 24ヶ月 |
契約事務手数料 | 3,980円 | 3,000円 |
オプション費用 | 安心保証:400円 | |
最低使用日数 | 1ヶ月 | |
解約違約金 | なし | 9,500円 |
回線 | docomo、au、softbank | |
端末 | U2s(中古品) | U3(新品) |
通信速度(下り最大) | 150.0Mbps | |
通信速度(上り最大) | 50.0Mbps | |
通信容量 | 制限なし | 100GB |
海外利用 | ◯ | |
発送までの日数 | 最短即日発送 | |
送料 | 無料 | |
配送方法 | 直接手渡し(宅配ボックス可) | |
支払方法 | クレジットカード |
特徴的な部分に色を塗っています。
赤字になっている部分が、クラウドWiFiの独自性のある箇所と言えますね。
ちなみにルーターの「U2s」とはこちらのタイプ。
他のサービスでもよく使われている、比較的オーソドックスなタイプのルーターです。
また新たに設けられた「新品端末レンタルプラン」では新型端末の「U3」が用意されています。
それでは以上を踏まえつつ、クラウドWiFiのメリット・デメリットを見ていきましょう。
クラウドWiFiのメリット
まずはクラウドWiFiのメリットから解説していきます。
契約期間の縛りがないプランが選べる
クラウドWiFiの特筆すべき点としては、契約期間の縛りがないプランが選べること。
通常はモバイルWiFiの契約では2年などの契約期間が設けられていることが一般的です。
しかしクラウドWiFiの「端末レンタルプラン」では、契約期間の縛りがありません。
ヨノイ
最低レンタル期間として設けられている1ヶ月を過ぎれば、好きなタイミングで解約ができます。
ちなみに主要なモバイルWiFiサービスの契約期間と比較すると下記のとおり。
サービス名 | 契約期間 |
---|---|
クラウドWiFi | なし |
ZEUSWiFi | 2年 |
どんなときもWiFi | 2年 |
SAKURAWiFi | なし |
UQ WiMAX | 2〜4年 |
縛りがあると契約期間の総額ベースで考えないといけませんが、クラウドWiFiではそういった心理的な負担もありません。

解約金・違約金がないプランが選べる
クラウドWiFiの「端末レンタルプラン」は契約期間の縛りがないため、解約金や違約金がありません。
正確には最低レンタル期間の1ヶ月間は利用する必要がありますが、それ以降はいつ止めてもOK。
解約金を支払う必要なく利用を中止できます。
試しに利用してみて違和感があればすぐに利用をストップできるので、特にモバイルWiFi初心者にはおすすめですね。
月額料金が安い
月額料金が安いのもクラウドWiFiの特徴。
他社と比較しても毎月かかる料金は圧倒的に安いですね。
比較するとこのような感じ。
サービス名 | 月額料金 |
---|---|
クラウドWiFi(新品端末レンタルプラン) | 3,150円 |
クラウドWiFi(端末レンタルプラン) | 3,380円 |
ZEUSWiFi | 3,280円 |
どんなときもWiFi | 3,480円 |
SAKURAWiFi | 3,680円 |
UQ WiMAX | 3,880円 |
ともかくクラウドWiFiはユーザーの金銭的な負担を回避する方向にサービスを設定しています。
「ちょっと試してみようかな」というくらいの方でも、もの凄く利用しやすいはずなので、ぜひ積極的に利用してみましょう。

データ使用量が「無制限」のプランが選べる
クラウドWiFiの「端末レンタルプラン」はデータ使用容量が無制限。
クラウドWiFiの「無制限」とは以下の両方を指します。
データ容量無制限とは
- 3日間10GBなどの短期の制限がない
- 月間の使用量に制限がない
基本的には使用量を気にすることなく好きなだけ使うことができます。
ただし月間の使用量については300GBで速度制限がかかるとの口コミも。
クラウドWiFi東京 300GBで制限かかりました!
速度制限は翌月0時にリセットされます— Pizzamax (@norimaxPizza) March 23, 2020
クラウドWiFi東京、300GB超えたあたりで明確に帯域制限かけてる疑惑あるな。。。 pic.twitter.com/YwMC6YGCCD
— Take (@takef0845) February 26, 2020
さすがに全面開放はされてないようです。
300GBは普通に使っていれば異常な数値なので、まあやむなしという感じはありますね。
翌日には制限が解除されるとの噂もあるので、総量にもとづく制限は実用上はないと考えて差し支えないでしょう。
ルーターは即日発送・店頭受け取りも可能
クラウドWiFiを利用するためにはルーターが必要ですが、基本的には郵送で送ってもらうかたちです。
しかしクラウドWiFiは平日の14時までに申し込めば、最短で即日発送が可能。
早ければ翌日には自宅に届きます。
ヨノイ
また「どうしてもすぐに利用したい!」という場合、近隣の方に限られてはしまいますが、新宿の事務所で直接受け取りをすることもできます。
店舗住所
住所:東京都新宿区 西新宿7-18-19 新宿税理士ビル第二別館佐竹ビル2F
海外でも利用可能
クラウドWiFiは海外での利用にも対応。
世界135ヶ国で利用が可能です。
海外でWiFiレンタルしようとすると手続きが面倒ですが、クラウドWiFiならこれ一台を海外へ持ち出すだけでOK。
圧倒的に使いやすいですね。
なお海外利用の場合は海外利用料金が適用される点には注意です。
国名 | 料金 |
---|---|
ベトナム | 700円/日 |
台湾 | 750円/日 |
韓国 | 750円/日 |
シンガポール | 850円/日 |
アメリカ | 1,050円/日 |
ハワイ | 1,050円/日 |
中国 | 1,100円/日 |
グアム | 1,450円/日 |
サイパン | 1,450円/日 |
料金は国により異なりますが、最低料金は700円から。
使わない日は電源を入れなければ0円なので、海外出張が多い方にぴったりのWiFiですね。
通常利用であれば実用に不足のない速度
速度も一日を通じて基本的には良好です。
時間帯によって波はあるものの、普通に利用するのであれば問題のないレベルの速度は維持してくれます。

なお動画をスマホやPCで視聴する際に推奨される速度は5〜10Mbps。
都内で計測したところ、ほぼ全ての時間帯でこの数値はカバーできていました。
動画視聴に耐えられれば大体の用途はクリアできるはずなので、実用には不足はないでしょう。
LTE回線なので室内に強い
クラウドWiFiはLTE回線を使用しており室内でもつながりやすいのが特徴。
WiMAXは回線速度は高速ですが室内や障害物に弱く、建物の中に入ると途端に不安定になってしまいます。
クラウドWiFiはLTE回線の上、トリプルキャリアに対応。
「繋がらないかも」という不安から解放してくれます。


クラウドWiFiのデメリット
次にクラウドWiFiのデメリットについてです。
速度が急激に遅くなる場合がある
クラウドWiFiのデメリットとしてまずお伝えしておきたいのは、回線の混雑度によっては速度が急激に低下することがあるということ。
クラウドWiFiはクラウドSIMを利用しているので、基本的にはdocomo、au、ソフトバンクの大手3キャリアの回線を利用します。
使用回線は混雑度に応じて自動で切り替わりますが、まれにb-mobileという回線に接続してしまうことがあり、これにつながると急激に速度低下を起こします。
クラウドWiFi最近クソ遅い
特定のページにいくと全く読み込まない特にbーMobileに接続すると速度チェックだけ早くてその他は全く速度が出なくなる#ポケットWiFi
— カクタン (@gtn1942) June 26, 2020
ルーターを入れ直してキャリア回線をつかみなおせば速度も回復しますが、やはりこの作業は面倒なのが正直なところ。
クラウドWiFi固有の現象なのかまではわかりませんが、突発的な速度低下があり得るということには要注意です。
端末(ルーター)の在庫切れで申し込みを待つ場合が多い
クラウドWiFiの申し込み状況はきわめて良好なようで、現在は申し込みたくても「申し込み停止」の状態が続いているようです。
ユーザーがクラウドWiFiの利用を止め、空きが出て初めて次が申し込めるような状況です。
ヨノイ
そのため現在では毎日14時に空き状況が更新されており、その時の状況により初めて申し込みが可能になります。

縛りなしプランでは端末(ルーター)が中古品のみ
契約期間の縛りのない「端末レンタルプラン」で利用できるのは、U2sの中古品のみ。
新品を選べません。
サービスとしての歴史が浅い
クラウドWiFiは2019年11月から開始したばかりのサービス。
まだ歴史が浅いため、その部分ではやや信頼性が未知数な部分はあります。
しかし運営者のニッチカンパニーは、もともとクラウドWi-Fi東京というモバイルルーターのレンタルショップ事業を展開。
そこから自社サービスへと乗り出したかたちです。
レンタル事業と通信事業は異なるとは言え、関連事業を営んでいたという意味では一定の信頼性は期待してよいでしょう。
まとめ:クラウドWiFiはおすすめできる穴場のクラウドSIM型サービス
ここまでクラウドWiFiのメリットとデメリットを見てきましたが、基本的に使いやすいサービスではないかと感じます。
実際に使用してみても、動画視聴も快適ですし、もちろん普段のビジネスユースにも全然対応できます。
建物の中でも電波の入りがいいのも実用性の面で魅力ですね。
とくにこれまでモバイルWiFiを使ったことのない方、またコストの面で不安を抱えてらっしゃる方には強くおすすめできます。
もちろん、クラウドWiFiに物足りなさを感じれば、WiMAXなども含めて他サービスに乗り換えるのもありです。
ぜひモバイルデビューの第一歩として、クラウドWiFiを検討してみてください。
またこちらの記事でもクラウドWiFiをおすすめのポケットWiFiとしてご紹介していますので、ぜひご覧ください。
