2020年11月から始まった新料金プランのメリット・デメリットについて知りたいです。
カシモWiMAX(カシモワイマックス)は月額料金が1,000円台からと格安なことで知られるWiMAXプロバイダ。
そんなカシモWiMAXが2020年11月6日をもって料金プランを一新し、新たな料金プランへと移行しました。
この記事では新しくなったカシモWiMAXの注目すべきポイントと、メリット・デメリットについて解説します。
目次
カシモWiMAX(カシモワイマックス)の新プランについて
まず最初にカシモWiMAXの新たな料金プランについて見ておきましょう。
ギガ放題 | ライトプラン | |
---|---|---|
月間データ容量 | 無制限 | 7GBまで |
通信制限 | 3日間で10GBを超えると翌日にかけて制限 | 7GBを超えると当月末まで128kbpsに制限 |
月額料金(税別) | 初月:1,380円 1ヶ月目以降:3,160円 | 初月:1,380円 1ヶ月目以降:2,990円 |
事務手数料 | 3,000円 | |
端末代金 | 0円 | |
契約期間 | 3年間 (契約の翌月を起算月として36ヶ月間) | |
解約違約金(税抜) | 1〜12ヶ月目:19,000円 13〜24ヶ月目:14,000円 25ヶ月目〜:9,500円 (※更新月は0円) |
また端末は以下の4種類から選ぶかたちです。
端末名 | 種類 | 価格 | 下り最大/上り最大 |
---|---|---|---|
WX06 | モバイルルーター | 0円 | 440Mbps/75Mbps |
W06 | モバイルルーター | 1,237Mbps/75Mbps | |
HOME02 | ホームルーター | 440Mbps/75Mbps | |
L02 | ホームルーター | 1,000Mbps/75Mbps |

通信容量による「実質無制限」「7GB制限」の2プランは従来どおり
カシモWiMAXの新料金プランはこれまでと同じく2プランうちのいずれかを選ぶかたち。
「ギガ放題プラン」、「ライトプラン」と名称は変わりましたが、実質無制限と月間7GBまでの構成は以前と変わっていません。
ヨノイ
ルーター端末による「最安級プラン」「新端末料金プラン」の別は撤廃
ただし一点異なるのは、以前は端末の種類によってさらに分かれていたそれぞれのプランが、一本化されたこと。
旧プランでは古いルーターを使った「最安級プラン」と「新端末料金プラン」がありましたが、新プランではその分類がなくなったかたちです。
ヨノイ
なおルーターはプランを問わず、共通のものから選べるようになっています。
料金プランはよりシンプルに変更
またカシモWiMAXは契約月数で月額料金が変わることでも知られていますが、こちらもよりシンプルに変更。
カシモWiMAXの代名詞ともいえる「初月1,380円」は変わらずですが、2ヶ月目以降の月額料金は完全固定となりました。
旧プランでは、2ヶ月目と25ヶ月目の二段階で変わっていましたが、そのシステムはなくなったかたちです。
ヨノイ
またこれに伴い、3年契約での総額は新プランの方が安くなっています。
新料金プラン(ギガ放題プラン) | 旧料金プラン(ギガ放題プラン) | |
---|---|---|
初月 | 1,380円 | 1,380円 |
1ヶ月目 | 3,610円 | 1,380円 |
2〜24ヶ月目 | 3,610円 | 3,580円 |
25〜36ヶ月目 | 3,610円 | 4,079円 |
総額 | 131,340円 | 134,048円 |
ここまでをもう一度整理してみましょう。
新料金プランのポイント
- ルーターの新旧によるプランの細分化がなくなり一本化
- 実質無制限と月間7GBの二段階の構成は変わらず
- 契約月数による月額料金の変化がよりシンプルに
これらを踏まえながら、以下ではカシモWiMAXのメリット・デメリットを解説していきます。
カシモWiMAXのメリット
それではカシモWiMAXのメリットから見ていきましょう。
ポイントは以下の4点です。
カシモWiMAXのメリット
- 端末代金がかからない
- LTEオプション料金がかからない
- 最短で申し込み当日の発送
- 紹介キャンペーンで3,000円分のAmazonギフト券がもらえる
端末代金がかからない
カシモWiMAXは端末代金がかかりません。
WiMAXプロバイダによっては端末代金を請求される場合もありますが、カシモWiMAXではゼロ円。
端末代金の支払いは不要です。
ハイスピードプラスエリアモードを使えるLTEオプション料金が無料
WiMAXでは、au 4G LTE回線を利用した「ハイスピードプラスエリアモード」を用意。
月間7GBまでという制限はあるものの、WiMAX2+回線とau 4G LTE回線を併用したハイスピードプラスエリアモードを使えます。
これはエリアや障害物に弱いWiMAX2+をカバーするために生み出された技術で、これを利用することで、より快適かつ高速な通信が維持できます。
ヨノイ
ただしこのハイスピードプラスエリアモードは本来は月額料金1,005円のオプション扱い。
LTEオプションに加入する必要のあるところを、カシモWiMAXでは料金を払うことなく、無料で利用できます。
最短で申し込み当日中に発送
カシモWiMAXでは、最短で申し込みの当日中に発送が可能。
申し込みを行なった時間帯にもよりますが、最短で当日、遅くとも翌日での発送に対応しています。
WiMAXは高速の通信が可能なため、自宅のWiFiと兼用したい方も多いはず。
早ければ翌日には届くので、なるべく早く使いたい場合でも安心です。
紹介キャンペーンにより3,000円分のAmazonギフト券をもらえる
カシモWiMAXでは契約者を対象に、紹介キャンペーンを行なっています。
1人を紹介するごとに3,000円分のAmazonギフト券をもらえるので、周囲にWiMAXを検討している方がいれば、ぜひ利用してみましょう。
カシモWiMAXのデメリット
次にカシモWiMAXのデメリットについて見ていきます。
カシモWiMAXのデメリット
- 問い合わせが基本的にWEB対応
- 解約金が高い
申し込み・問い合わせがWEBのみで実店舗もなし
カシモWiMAXは、申し込みや問い合わせに関する対人対応がほぼありません。
契約の申し込みはWEBのみの対応ですし、問い合わせについてもカスタマーセンターがなく、また実店舗もありません。
契約前の問い合わせは、すべて公式サイトの問い合わせ用フォームから行うかたちです。
対面で話を聞けるような環境が整っていないため、「直接話を聞きたい」という方にとっては少し厳しいプロバイダかもしれません。
解約違約金が高い
カシモWiMAXは違約金が高いのもデメリットです。
解約違約金 | |
---|---|
1〜12ヶ月目 | 19,000円 |
13〜24ヶ月目 | 14,000円 |
25ヶ月目〜36ヶ月目 | 9,500円 |
37ヶ月目(更新月) | 0円 |
カシモWiMAXは3年契約のため、1〜2年契約のプロバイダと比べると、途中解約のリスクは高まります。
契約する前に、本当に3年間も継続して使うのかについて、慎重に考える必要があるでしょう。
まとめ:よりシンプルになった新料金プランに引かれる方はおすすめ
カシモWiMAXは新料金プランになったことで、これまでよりもよりシンプルに分かりやすくなりました。
また初月1,380円は従来どおり据え置きということで、これまでどおり「初期費用がかからず始めやすいWiMAX」であると言えるでしょう。
一方で、他のプロバイダでが高額のキャッシュバックを用意する中、カシモWiMAXは決定打にかける部分は否めません。

実質的な月額料金で考えた場合は他にも選択肢があるのが実情でしょう。
ぜひ他のWiMAXプロバイダも含めつつ、カシモWiMAXを契約するかご検討ください。