有料テーマでないと上手くいかない?
詳しいことを知りたいです。
WordPressのインストールが完了したら、次に進めるべきはテーマのインストール。
でもテーマは沢山あってどれを選ぶべきか迷ってしまいますよね。
とくに初心者にとって下記の疑問はつきものです。
- 有料テーマと無料テーマどちらを選ぶべきか
- デザインと機能性どちらを優先すべきか
- 現状でベストなテーマはどれか
- 逆に選ぶべきではないテーマはどれか
本記事ではそれぞれの質問に丁寧に答えていくとともに、おすすめのWordPressテーマについて紹介していきます。
本記事を執筆している僕はWordPress歴2年。ブログ運営には8年に渡り携わっています。
このヨノイブログでは運営10ヶ月目でブログ月収6桁を達成。11ヶ月目には約30万円に到達しています。
目次
ブログ初心者が選ぶべきWordPressテーマ7選
さっそくおすすめのテーマをご紹介します。
内訳は有料テーマ6つ。無料テーマ1つ。
「なぜそのテーマがおすすめなのか?」についてもあわせてコメントしていきます。
SWELL(スウェル)
製品名 | SWELL |
---|---|
価格(税込) | 17,600円 |
事業者 | 株式会社LOOS |
支払い方法 | クレジットカード |
複数サイト使用 | ◯ |
使用ジャンル制限 | なし |
AMP対応 | × |
「SWELL」は2020年に大躍進を遂げた、人気の新進WordPressテーマです。
洗練されたデザインとプラグインいらずの高い機能性、また新エディタ「Gutenberg」を最大限に活用できる使いやすさなど、かなりおすすめ度の高いテーマです。
また他テーマからの乗り換えプラグインも各種用意されているなど、徹底したユーザーファーストが圧倒的な支持を得ています。
とくにブログ初心者の方にとっては、執筆に集中できる環境はすごく大切なんですよね。
SWELLなら「デザインがいまいち」とか「エディタが使いづらい」で頭を悩ますこともないですし、使いやすいけど機能が物足りないということもありません。
その他7桁級ブロガーからもSWELLを支持する声はあがっており、実績のある方から選ばれているテーマとも言えるでしょう。
ただし一点だけ難点なのは、値段がやや高めということ。
17,800円は高額ではありますが、いまいちなテーマを買って満足いかなくて買い換えてしまうことを考えると、適正価格と言えるでしょう。
AFFINGER5(アフィンガー5)
製品名 | AFFINGER5 |
---|---|
価格(税込) | 14,800円 |
事業者 | 株式会社オンスピード |
支払い方法 | クレジットカード・PayPal |
複数サイト使用 | ◯ |
使用ジャンル制限 | なし(アダルト可) |
AMP対応 | ◯ |
AFFINGER5は高機能かつ稼げるということで、現役のアフィリエイターやブロガーに強く支持されているWordPressテーマ。
ともかくカスタマイズの幅が広く、ブログのデザインや構成を柔軟にイメージどおりに設定できます。
またアフィリエイトに特化した専用プラグインが充実しているのもAFFINGERシリーズの魅力。
手軽に欲しい機能とデータを手に入れることができるので、最速でブログ運営にPDCAを活かせますよ。
なお、AFFINGERシリーズはいくつかの異なるバージョンがあり、パッケージも異なります。
AFFINGER5のラインナップ
- AFFINGER5:基本テーマ
- AFFINGER5EX:AFFINGER5の拡張バージョン。要AFFINGER5購入済み
- AFFINGER PACK3:AFFINGER5EXとABテストプラグイン、タグ管理マネージャー3のセット
ちなみに僕が使用しているのは最上位版のAFFINGER PACK3。
AFFINGER5の機能をさらに拡張したAFFINGER5EXに、ABテストプラグインなどのプラグインがセットになったバージョンです。
個別に買うよりも1万円以上も安く、また付属のプラグインも効率的に収益化を進めるために重要性の高いものなので、個人的なおすすめはPACK3なのですが、いかんせん高額です。
特にブログを始められたばかりの方でAFFINGERシリーズに興味を持たれた方は、まずはAFFINGER5から導入してみるのがよいでしょう。
また詳しいレビューは下記の記事に書いていますので、AFFINGERに興味をお持ちの方はぜひご覧ください。
» WordPressテーマ・AFFINGER5(アフィンガー5)のメリット・デメリットをレビュー!
THE THOR(ザ・トール)
製品名 | THE THOR |
---|---|
価格(税込) | 16,280円 |
事業者 | フィット株式会社 |
支払い方法 | クレジットカード・銀行振込・コンビニ・BitCach・ちょコムeマネー |
複数サイト使用 | ◯ |
使用ジャンル制限 | なし(アダルト可) |
AMP対応 | ◯ |
THE THORはおしゃれで洗練されたデザインが特徴的なWordPressテーマ。
デザインの拡張性も高く、クリック操作だけで独自性の高いデザインに簡単に変更できます。
また最新のSEO対策も組み込まれており、高速表示対応もされているなど、見た目だけではなく、本質的な部分もしっかりと構築されています。
開発に当たってはWEBデザイナーやSEOコンサルタントの他に月間6〜7桁級のブロガーやアフィリエイターも参加しており、本格的な稼げるノウハウが集約されています。
個人的には、「このブログおしゃれだな」と思ってテーマをチェックするとTHE THORのことが多いですね。
しかし他のテーマほどユーザーによるノウハウの共有化が進んでないなど、気になる部分もいくつかあります。
基本的な性能は十分にあるテーマなので、雰囲気のよいブログを作りたい方は導入を検討するのも十分ありでしょう。
THE SONIC(ザ・ソニック)
製品名 | THE SONIC |
---|---|
価格(税込) | 1,078円(月額)/ 8,580円(年額) |
事業者 | THE SONIC OFFICIAL |
支払い方法 | クレジットカード・PayPal・銀行振込 |
複数サイト使用 | ◯ |
使用ジャンル制限 | 不明 |
AMP対応 | ◯ |
THE SONICはブロガー、アフィリエイターとして活躍される5人の開発者の方によって制作されたWordPressテーマ。
THE SONICの大きな特徴は以下の3点です。
- 極めて高速な表示スピード
- 買い切りではなくサブスクリプション制
- プラグイン「COPIA」にライセンスが付いてくる
THE SONICの売りとして挙げられるのが、表示スピードの速さ。
表示速度はSEOにおいて重要な要素の一つですし、何よりも読者のリーダビリティに大きく影響するところ。
ユーザー体験の面でブログを強化したい方はぜひチェックすべきテーマですね。
またWordPressテーマでは珍しく月額制を採用しているので、ブログ初心者でも導入しやすいのは大きなメリットです。
キャンペーンのマイクロコピーをRinkerに自動付与してくれます(Rinkerの紹介記事はこちら)。
月額も安く、COPIAによる収益増であっという間に回収できるので、無料テーマにするならCOPIAのライセンスを取得して、THE SONICで始めるのもありだと思います。
またTHE SONICのデザインは人気テーマSANGOの雰囲気を受け継いでおり、SANGO風のデザインを最新のテーマで扱いたいという方にもおすすめです。
なお現在、WEBサーバーのConoHa WINGにて、THE SONICとのコラボキャンペーンを実施中です。
契約をWINGパック(3ヶ月以上のサーバー契約)で申し込むと、テーマ代が年間で税込1,820円も安くなるので、サーバーの契約がまだの方は、ぜひチェックしてみましょう。
なお、ConoHa WINGについては下記の記事で解説しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください。
» 高速レンタルサーバーConoHA WINGのメリット・デメリットを解説!口コミ・評判も紹介
SANGO(サンゴ)
製品名 | SANGO |
---|---|
価格(税込) | 11,000円 |
事業者 | サルワカ |
支払い方法 | クレジットカード・PayPal・銀行振込 |
複数サイト使用 | ◯ |
使用ジャンル制限 | なし(アダルト可能) |
AMP対応 | × |
SANGOは独特のフラットデザインが特徴的なテーマ。
発売が2017年と今ではかなり古い部類のテーマになってしまいましたが、人気の高さは衰えておらず、いまだに現行で使う方の多いテーマです。
またSANGOは他の開発者によって製作された専用プラグインや独自子テーマなどもあり、機能の拡張性の面でも優れています。
代表的なSANGOプラグイン
- 子テーマ:PORIPU(PORIPU tears)
- ABテストプラグイン:こじかABテスター
- 入力補助:SANGOサポーター
実はこれらの子テーマ、プラグインの開発に関わった方が、前述のTHE SONICの開発チームの中核になっており、THE SONICがSANGO系の雰囲気なのも合点がいくところでもあります。
またSANGOはこれまでブロックエディタ対応にやや遅れを取っている印象もありましたが、2021年に入って以降、対応が進んでいるのもポイント。
ロードマップと今後のアップデートは気にしておきたいところです。
なお、SANGOもWEBサーバーのConoHa WINGにて、WINGパック(3ヶ月以上のサーバー契約)とのセットによる割引キャンペーンを実施中です。
テーマ代が税込1,100円も安くなるので、サーバーの用意がまだの方は是非チェックしてみてください。
なお当ブログがSANGOに移行した後行った設定変更やカスタマイズなどは、下記の記事にまとめています。
» WordPressテーマSANGO導入後に行ったカスタマイズまとめ【時短で即実戦に】
JIN(ジン)
製品名 | JIN |
---|---|
価格(税込) | 14,800円 |
事業者 | CrossPiece |
支払い方法 | クレジットカード |
複数サイト使用 | ◯ |
使用ジャンル制限 | なし |
AMP対応 | × |
JINはアフィリエイターのひつじさん(@hituji_1234)が「ATLAS」の赤石カズヤさんとともに開発したWordPressテーマです。
JINは特にデザイン面での人気が高いテーマで、癖がなく万人受けするデザインはどんなジャンルのブログにも対応が可能です。
またユーザーが多く公式フォーラムでの対応も活発なため、カスタマイズやトラブル対応の情報が多いという利点があります。
難点はやや表示速度が遅い上、キャッシュ系プラグインなどと相性が悪く、速度改善に難があること。
また新めのテーマと比べて機能面でやや見劣りする部分があることも確かです。
なおJINもConoHaにてテーマが割引になるキャンペーンを実施中です。
ぜひこちらもチェックしてみましょう。
また、JINの詳しいレビュー記事を書いていますので、ぜひこちらもどうぞ。
» WordPressテーマ「JIN」を6ヶ月間使用した感想をレビュー!人気テーマのメリット・デメリットは?
Cocoon(コクーン)
製品名 | Cocoon |
---|---|
価格(税込) | 無料 |
制作者 | わいひら(yhira) |
複数サイト使用 | ◯ |
使用ジャンル制限 | なし(アダルト可能) |
AMP対応 | ◯ |
無料テーマの代表的存在のCocoon。
有料テーマに引けを取らない完成度を持ったテーマで、有料テーマでできることは大体Cocoonでできると言ってもいいくらいです。
ただしCocoonは無料ゆえにユーザーも多く、結果他のアフィリエイトサイトとデザインで被ることも多いです。
また主観的ではありますが、やや野暮ったい雰囲気も否めません。
非常に高機能でこの内容を無料で利用できるのはありがたいの一言に尽きますが、将来的に有料テーマへの移行を想定している場合はテーマ移行で生じる修正作業など、デメリットについてよく理解しておく必要があります。
なぜWordPressテーマを用意する必要性があるのか?
サーバーにWordPressをインストールした時点で、WordPressにはデフォルトのテーマがあらかじめインストールされています。
一見こちらで始めてもよさそうに思えますが、ブログアフィリエイトに取り組むなら、それ用に作られたWordPressテーマを用意すべき。
またボックスや吹き出しといった記事装飾の機能なども、基本的にはテーマに依存した機能。
プラグインやHTML/CSSカスタマイズなどでも対応できなくはないですが、効率の観点からも、設計の段階であらかじめ組み込まれているテーマを使う方が正解です。
WordPressテーマの選び方について
テーマ選びはさまざまなデザインに触れられる楽しい時間でもある反面、収益化ファーストで考えた場合、どのテーマを選ぶのが正解なのかシビアかつ合理的に判断していかなければなりません。
ここではテーマ選びでよくある疑問、質問について、僕なりの見解を述べていきます。
有料テーマと無料テーマどちらを選ぶべき?
有料テーマと無料テーマのどちらを選ぶべきかは、その人のアフィリエイトへの取り組み方に寄るかと。
というのも絶対に有料テーマが必要かというとそんなことはないですし、無料テーマで十分かというと、微妙に使いづらい部分はあるからです。
しかしやはり有料である以上は、有料が成り立つ程度には付加価値があります。
もちろん収益性の高いサイトが有料テーマを使っているケースは当たり前に多いですし、有料テーマから無料テーマに戻ったという話はあまり聞きません。
その辺から実際のところを推し測っていただければよいのではないかと思います。
Q.テーマの移行は大変?→A.結構大変です。
テーマ選びでもう一つ念頭に置いておきたいのは、テーマ変更の可能性。
アフィリエイトボタンを含む記事装飾はテーマに依存しているため、後々テーマを乗り換えた場合は全部修正が必要です。
当然互換性はないため、置換プラグインなどを使いながら1記事1記事手打ちと目視で確認していくかたちになります。
もちろん記事数が多くなればなるほど移行は大変になります。
無料→有料にせよ、有料→有料にせよ、テーマ移行に関してはある程度計画性をもって考えておいた方が失敗がありません。
とくにアフィリエイトリンクは収益に直結する部分かつ効率性を求めてボタン装飾などを行なっているため、放置しておくと機会損失が激しくなる可能性があります。
WordPressテーマはデザインと機能性どちらを優先すべき?
あまり意味のない回答になってしまいますが、デザインと機能、優先すべきは「どちらも」です。
デザインが気に入らなければ運営に身も入らないでしょうし、かといって機能が貧弱だと結局収益化の部分で腰が入りません。
どちらを取っても、もう一方が乗り換えの原因になり得ます。
どちらかということであれば、特に初心者のうちは続けることがまず大事なので、気に入ったデザインで選んでしまった方が続くかもしれません。
現状でおすすめのベストなテーマはどれ?
まず前提として、万人が納得できるおすすめのテーマはありません。
そのうえで自分自身のこととして選ぶなら、「SWELL」か「AFFINGER5」のどちらかを選択します。
理由はどちらもユーザーが多く、デザイン性(カスタマイズ含む)に優れていて、高機能だから。
とくにAFFINGER5なら「AFFINGER PACK3」を選びます。
これは実際に使っていて、機能面でもコスパがよかったからです。
また、アフィリエイトを続けていくと、ABテスト機能は必須となってきます。
ABテスト機能やタグ管理機能があらかじめ用意されているテーマはやはり一押しだと言えるでしょう。
というのも、ここ数年の有名テーマであればどれも一定レベルの対策はしっかり取られているからですね。
避けた方がいいWordPressテーマは?
この記事で取り上げたテーマはどれも有名かつ一定レベル以上の実力の伴ったテーマ。
これらから選べばまず間違いないですが、あえて「避けた方がいいテーマ」についていくつか述べてみたいと思います。
避けるべきWordPressテーマ①:古いテーマ
WordPressテーマで避けた方がいいのは古いのテーマ。
デザインが気に入っても、最新のSEOに合ってない部分があるかもしれないため、避けておいた方が無難ですね。
少なくとも、アップデートの頻度や履歴はよくチェックしておくべきでしょう。
また2022年まで対応が延長されましたが、WordPressのクラシックエディタからブロックエディタへの移行も意識しておきましょう。
避けるべきWordPressテーマ②:自作テーマ
自作テーマが作れれば素晴らしいことですが、ほとんどの方にとってはコスパが見合わないかと。
とくにこの記事は初心者の方を想定しているのでなおさらですね。
きっぱりと有料テーマから選ぶのがおすすめです。
他のブログのWordPressテーマを調べる方法
WordPressテーマを選ぶ場合は真似したいサイトのテーマを導入するのが一番シンプルに正解だったりします。
よそのWordPressのテーマを調べたい場合は、ブラウザでサイトを表示した上で、右クリックで「ページのソースを表示」を選びます。
ソースコードが開いたら、Ctrl+Fで「themes」と検索すると、次のような文字列がヒットします。
wp-content/themes/○○/△△.css
これの○○でWordPressテーマが分かります。
たとえば僕のサイトの場合はSANGOなので、以下のような文字列に当たります。
yonoi.com/wp-content/themes/sango-theme/library/images/insta.jpg
yonoi.com/wp-content/themes/sango-theme-poripu/library/images/crown_gold.png
「sango-theme」で親テーマはSANGO、「sango-theme-poripu」で子テーマはPORIPUがインストールされていることが分かります。
ちなみに「子テーマ」とは、テーマ本体(親テーマ)がアップデートしてもカスタマイズした内容を残すためにインストールするテーマのこと。
テーマによっては独自の子テーマが販売されていたりもするので、どんな子テーマを使っているかの確認までできますよ。
まとめ:WordPressテーマ選びは
ここまでWordPressのテーマ選びについて解説してきました。
とくに有料テーマは価格も安くないですし、できるだけ長く付き合うに越したことはありません。
テーマ変更は経済的にも勿体ないですし、生じる労力も非生産的なんですよね。
よく調査した上で購入しましょう。