Wayback Machine（Internet Archive）から自サイトのアーカイブを削除する方法

2022年12月20日

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Wayback Machineは、Webに公開されたコンテンツを自動でアーカイブしてくれるサービスです。

削除されてしまったコンテンツを確認したい場合などに役立つ一方で、Webに残したくないコンテンツも人の目に触れてしまうため、情報発信を行っている立場の人間にとってはやや悩みどころです。

しかしWayback Machinen内に保存されたコンテンツは削除が不可能なわけではありません。

掲載をやめてほしい場合は、管理団体であるInternet Archiveへ削除依頼を行うことで、Wayback Machineからアーカイブを削除できます。

本記事は、Internet Archiveへの削除依頼の方法について解説するものですが、ここで紹介する方法では、本人確認ができる複数の方法を初手でまとめて伝えます。

私が試した限りでは手戻りなく一回で削除まで辿り着けているので、ぜひ削除依頼の参考にしていただければと思います。

Wayback Machineに削除依頼メールを送付する

Wayback Machineからサイトのコンテンツを削除してもらいたい場合は、運営しているInternet Archive宛に、削除を依頼するメールを送付します。

メールはcontactに記載されている、info@archive.org宛に送付します。

削除依頼メールの文面

メールには、下記の3点を記載します。

削除を依頼すること
対象のドメイン名
このメールがサイト管理者から送られていることが証明できるページURL

文面は英文で作成しますが、英語が不得手な人でもGoogle翻訳を使えば十分です。

私は「Request removal of my site from the archive」のタイトルで、下記の文章を送付しました。

Hello.

I am the owner of the site below.

URL:①

Request deletion from the Wayback Machine.

This email address is listed below.

URL:②

thank you.

実際のメールでは、「URL:①」に削除依頼をするドメインURLを記載しています。

またサイトの所有権を伝えるために、削除依頼で利用したメールアドレスを記載したページを「URL:②」に記載しています。

送付先のアドレス

Internet Archiveでは、Contactとして連絡先が公開されています。

Contactページには送付先として「info@archive.org」が記載されているので、同アドレス宛に送付しました。

Internet Archive: Contacts at the Internet Archive

送付メールにはサイトドメインのアドレスを使用

ドメインを所有していることを示すために、サイトドメインのメールを使用しました。

サイトドメインのメール機能は、契約サーバー上にて提供されています。

また使用したメールアドレスが管理者から送られていることを証明するために、専用のページを作成してそちらにアドレスを記載しています。

このページURLは、送付した文面内のURL:②として、本文中に記載しています。

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Wayback Machineからの返信・アーカイブの削除

Wayback Machineから、削除処理を実行したことを伝える返信が届きます。

Hello,

The following has been submitted for exclusion from the Wayback Machine at web.archive.org: 〜

Please allow up to a day for the automated portions of the process to run their course and for the changes to take effect.

— The Internet Archive Team

メールが届いたら、念のためにWayback Machineで削除したURLが残ってないかチェックします。

すぐに反映されないこともあるようなので、削除されていなくても、しばらくは様子を見るとよいかと思います。

削除されると、URLで検索しても下記の画面が表示され、アーカイブが表示されなくなります。