- Amazonプライムビデオの動画の配信本数って何本だろう?
動画配信サービスを検討する場合、そのサービスで何本の作品が配信されているかはとても気になりますよね。
配信本数を大々的に公表するサービスも多い中、Amazonプライムビデオは動画の配信本数を明らかにしていません。
- U-NEXT:270,000本以上(有料動画含む)
- Hulu:100,000本以上
公表していない理由は推して測るべしなのですが、公式が明らかにしていない以上、配信本数を知りたい場合は自力で調べる必要があります。
そこでこの記事では、Amazonプライムビデオの配信本数を紹介するとともに、その調べ方について解説します。
一刻も早く結論が知りたい方向けに本数をお伝えすると、2020年6月に実施した調査では全体で15,237本。多少の上振れ下振れはあるにせよ、大筋の本数には変わりはないかと思われます。
なお調べ方ですが、「プライムビデオの検索結果からURLを一部分書き換えて検索結果を取得しなおす」という方法を使います。
URLに含まれるパラメータをいじることにより、動画のおおよその本数を取得することができます。
ただしこの方法をもってしても一部推計が含まれるという点については、あらかじめご承知おきください。
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» Amazonプライムビデオのメリット・デメリットを徹底分析!おうち時間最強サービスの口コミ・評価は?
Amazonプライムビデオの配信本数は何本?

まず最初に配信本数から。
2020年6月3日時点のAmazonプライムビデオの配信数は概算で下記のとおりです。
プライム会員特典のみ | |
全体 | 15,237 |
海外映画 | 3,056 |
国内映画 | 2,894 |
海外ドラマ | 997 |
国内ドラマ | 407 |
韓国ドラマ | 174 |
アニメ | 714 |
プライムビデオはジャンルごとの件数を出すのはかなり難しいです。
というのもPCのウェブサイトからプライムビデオを見た場合、ジャンルが「海外映画」「国内映画」のようにはっきと分かれていません。
アプリでの一覧表示には上限数あり
一方でスマホやタブレットで利用できるプライムビデオのアプリ版では、上記のような一般的なジャンル分けにならっています。
一見ジャンルごとの配信本数を確認できそうな雰囲気なのですが、ひとつ落とし穴が。
アプリでは一覧表示される作品数に上限があり、1,500件以上は表示されません。
つまり1,501件目以降にある作品はピンポイントで指名検索しないと表示されず、また総数も1,500件以上はカウントされません。
ジャンルの二重計上も多数あり
またジャンルをまたいで二重カウントされている場合も多く、重複を除いた正確な仕分けはやはり相当難しいのが実情です。
プライムビデオに限らず、同一作品が複数のジャンルで登録されているパターンは本当に多いです。さまざまな場所で各動画配信サービスのジャンルごとの件数が公表されていますが、正確な件数を反映させるのは相当難しいはずです。
上記の表も足し上げると全体件数よりも少ないですが、これはおそらくバラエティ番組やドキュメンタリー、スポーツ、音楽ジャンルなどが算入されてないため。
またジャンル間で重複のある動画が選り分け切れてないため、実際の内訳はぼちぼち微妙です。
たとえば国内映画とアニメ映画の両方に属している作品は多くありますが、それらだけを抽出できないため、どちらかに寄せるということができません。
作品を正確に選り分けるのは検索だけでは非常に困難ということで、こちらの表に関しては概算で載せていることをご承知おきください。
(繰り返しになりますが漏れも多いはずです)
Amazonプライムビデオの作品数はどのように調べればよいか

プライムビデオの作品数を調べるためには、Amazonのウェブサイトの検索機能を利用します。
検索で生成されたURLパラメータをいじって最終ページの検索結果を取得するという方法です。
作品数は普通に検索しても正確な数字はわからない
まず最初に結論から述べると、Amazonの検索機能では、検索結果がある一定の数を超えると、正確な数字が把握できないようになっています。
具体的に言うと下記のようになります。
- 画面左上に検索結果の数は「検索結果◯◯以上のうち」として表示される
- ただし検索結果が1,000件以上の場合は一つ下の桁以下が切り捨てられて概算表示になる
- 1ページに表示される動画は16件
- 一回の検索で表示されるページ数は400ページが上限(超過分は表示されない)
つまり検索結果に抽出されるべき本数が6,400本以上になると、正確な本数が把握できません。
以下でそれぞれについて詳しく解説していきます。
画面左上に検索された動画本数が表示されるが1,000件以上は概算表示
プライムビデオの画面で検索を行うと、画面左上に抽出された件数が表示されます。
このようなかたち。

検索結果が1,000件より少なければ正確な件数が表示されますが、1,000を超えるとこのように、

「検索結果1,000以上のうち」のように、最大桁の一つ下の桁が切り捨て表示になります。
ちなみに1ページに表示される動画の本数は16本。

動画本数は必ず16本ごとなので、画面下部に表示される検索結果のページ数をかけることで動画の本数がわかります。

プライムビデオの検索結果は400ページが表示の上限
Amazonで検索を行い、検索結果で抽出された分すべてのページが作成されれば、本来は下記の計算で正確な本数がわかるはずです。
1ページにつき16件を表示 × 検索結果のページ数 = 検索で抽出された動画の本数
最終ページは16件ぴったりではないことの方が多いはずなので、そこだけ目視で補正する必要はあります。
しかしたとえばある検索結果が「10,000以上」の場合、必要なページ数は少なくとも625ページ以上になってしまいます。
しかし検索結果として表示されるページ数の上限は400ページ。
そのため「16件×ページ数」という計算方法を使うことができません。
つまり検索結果として抽出された動画本数が6,400件以上になるとページ数が手掛かりとして利用できず、画面左上の「検索結果◯◯のうち」しか手掛かりがなくなってしまいます。
なおこの表示は件数が4桁以上になると、最大の桁の一つ下の桁以下はすべて切り捨てにされます。
つまり検索結果が19,999件であれ、10,0001件であれ、表示は「10,000のうち」となるため、数が大きくなればなるほどボリューム感がわからなくなってしまいます。
正確な件数を取得するためにURLのパラメータを書き換えて検索
前置きが長くなりましたが、具体的には下記のとおりに作業を進めます。
- 任意の検索条件でプライムビデオを検索し結果を表示する
- その画面のURLの下記の部分を適当に大きめの数字に書き換えたうえで再読み込みする
「URLの下記の部分」というのはこの箇所ですね。

URLは検索条件などによって文字列は変わりますが、「&page=2」の部分は現在表示されているページ数を示すパラメータ。
ここを本来の最終ページよりも大きい数字に書き換えて再読み込みすると、下記のとおり検索結果が表示されます。

画面左上の検索結果の表記を見ると、to部分に動画の正確な本数が表示されます。
from〜toが逆転してはいるのは、fromに指示したページ数(ここでは4,000ページ目)の1番目の動画が何本目にあたるかが自動計算で入るからですね。
ここでのポイントはパラメータの書き換えの数字は検索結果として本来表示されるべきページ数より大きい数字で指定しなければならないという点でしょうか。
たとえば検索した結果、10,000本が抽出されたとしたらページ数は625ページになるはずなので、パラメータは少なくともそれ以上の数字が必要です。
仮に624など、少ない数字で指定すると、そこまでのページ分しか計上されません。
16の倍数の場合は怪しいかもしれません。
Amazonプライムビデオの作品数を調べる手順
ここまでの説明を前提として、手順を画像付きで詳しく解説します。
レンタル動画を含むプライムビデオ全体の本数を調べる方法
プライムビデオの動画は検索対象を「プライムビデオのみ」として検索することで絞り込むことができます。
詳しくは以下の記事でも解説していますが、この記事内でもあらためてご説明します。
» 【Amazon】プライムビデオで見放題動画のみを一覧表示する方法
具体的には下記の手順で行います。
まずAmazonのウェブサイトで検索するためにトップページにアクセスします。

検索ボックスの左側の「すべてのカテゴリー」を「Prime Video」に変更します。

このようなかたちに表示が切り替わるので、検索ボックスには語句を何も入れず空欄のまま空検索します。

空検索すると何も条件で絞ることなく、「Prime Video」内の全件が対象として抽出されます。

検索結果が「50,000件以上」と表示されます。

ちなみにこれはプライムビデオの見放題に加え、有料レンタル作品も含む本数です。
ちなみにページ下のページ数を見ると400ページ目が上限になっています。

単純に検索結果をきっかり50,000としても、1ページに表示される数16件で割り返すと全然ページが足りません。
400ページ目以降が省略されています。
仮に検索結果が59,999件だったとしても、ページ数は3,750ページ以下。
そこでこのページのURLのページ数を表す箇所を書き換えます。
いったん2ページ目へ移動します。

URLの表示にページ数を表すパラメータが付与されます。

ここではページ数を表す箇所&page=2"
を書き換えます。
適当に3,750以上の数ということで、4,000に書き換えます。
URL欄にカーソルをあわせたままエンターキーで再読み込みをすると結果が表示されます。

どうやら検索結果は51,060本のようです。
ただし後ほどあらためて触れますが、対象外となったタイトルも抽出してしまっている雰囲気もあります。
やや信頼性の低い数字かも知れません。
見放題対象のプライムビデオの本数だけを調べる方法
さらにここから対象を「プライムビデオの見放題作品のみ」に限定する場合は左のメニューカラムから「Prime」にチェックを入れます。
このような感じです。

チェックを入れると検索結果が自動で「プライムビデオの見放題作品のみ」に変わります。

画面左上の検索結果の数も「10,000件以上」に切り替わりました。
ページ下のページャーはやはり400ページ上限で変わりません。

ここから同様にURLの数値を書き換えますが、プライム会員特典のみにするためのフィルターをかけたので文字列が複雑化し、ややわかりづらくなっています。
2ページ目に移動するとURLに&page=
が加わる箇所があるので、その数値を書き換えます。

適当に0を足して2,000などにしておけばいいと思います。
エンターキーで再読み込みをすると結果が表示されます。

検索結果は15,237本のようです。
プライムビデオの作品数を調べる際に注意すべきこと
ここではプライムビデオの作品数を取り扱ううえで留意しておくべきことについて触れておきます。
プライムビデオではシーズンごと、字幕吹替ごとで1本として計上
Amazonプライムビデオでは、同じタイトルでもシーズンごとに検索結果が分かれており、それぞれが1本としてカウントされます。
また字幕版と吹替版にしても同様で、それぞれが別カウントです。
たとえば『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』は現在シーズン5まで配信されており、すべてのシーズンに吹替版が配信されています。
つまりこのタイトル一つだけで、プライムビデオでは10本として扱っている計算です。
たとえばHuluやU-NEXTでは同作品を1本として計上しているはずなので、数が把握できても他サービスと単純に比較はできないかと思います。
ジャンルの絞り込みが難しい
現在のプライムビデオの仕様では、ジャンルの絞り込みが難しく、信頼性の高い件数を出すのがかなり困難です。
他社サービスのように海外映画、国内映画、韓国アジア映画…といった明解な分類をしていないので、差分を取りながら件数を出す必要があります。
正直どうやっても正確性は怪しいので、ざっくりな数として扱った方が無難かと思います。
「現在利用できないタイトル」も検索結果に含まれる
プライム会員特典に限定しない場合、現在利用できないタイトルも抽出結果に含まれます。
その場合は「このタイトルは現在ご利用いただけません」と表示がされるので判別できますが、件数把握のうえではやはり邪魔な存在です。
また量的にもかなり多いことから、これまでに配信が終了したデータで残っているものをすべて引っ張ってきている雰囲気もあります。
プライム会員限定にした場合は排除できるので、この方法で件数確認をするのはプライム会員対象コンテンツに限定した方がよさそうです。
まとめ:フィルタリング等の条件が入ると正確な抽出は難しい
今回ご紹介した方法では、ジャンルや検索語句でフィルタリングをした場合に若干数字がずれることがあります。
原因をはっきりと特定できてはいないのですが、やはりどうやら途中途中に差し挟まれる広告が絡んでそうな雰囲気です。
またひも付けられているジャンルが怪しい動画も見受けられ、検索結果に影響を与えてそうな印象もあります。
プライムビデオに限らずですが、とくにジャンルやフィルターが絡んだ場合はやはり正確な本数をチェックするのはなかなか難しいというのが実際のところのようです。
この方法に気づいてから地道にAmazonのURLパラメータや検索の仕様を探してみましたが、有用な情報はほとんどありません。
今回この記事でまとめた内容は一応今後も継続的に検証していきたいと考えています。
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