Fireタブレットのベンチマーク一覧を一挙公開!AnTuTuベンチマーク、Geekbench3で計測

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この記事ではFireタブレットシリーズについて、現行モデル、過去モデルのベンチマークをまとめています。

各モデルのレビュー記事にもAnTuTuベンチマークスコアを掲載していますが、今回こちらの記事用に新たに計測しなおしているので参考にしてください。

Fire HD 10 PlusFire HD 8 Plusのスコアも追加していますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

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目次

ベンチマークを計測したFireタブレットの種類

今回計測したFireタブレットは下記の5種類です。

ベンチマーク計測対象のデバイス
  • Fire 7(2019/第9世代)
  • Fire HD 8(2018/第8世代)
  • Fire HD 8 Plus(2020/第10世代)
  • Fire HD 10(2017/第7世代)
  • Fire HD 10(2019/第9世代)
  • Fire HD 10 Plus(2021/第11世代)←現行モデル

現行のモデルで計測をしているのは、Fire HD 10 Plusの1モデル。

Fire HD 10は1世代前と2世代前のモデルを、またFire HD 8、Fire 7は1世代前のモデルを計測しているので、新モデルへの買い替えの参考にしてください。

ベンチマークを計測したアプリケーション

テストに使用したアプリケーションは以下の2種類4バージョンです。

ベンチ計測に使用したアプリケーション
  • AnTuTu Benchmark(V.9.0.12)
  • AnTuTu Benchmark(V.8.1.9)
  • AnTuTu Benchmark(V.8.4.3)
  • Geekbench3(V.3.4.1)

AnTuTu BenchmarkはAmazonアプリストアで配信されていますが、古いバージョンのまま何年も放置されており、実行しても途中でアプリが落ちてしまいます。

またGoogle Playのアプリストアからもポリシー違反を理由にAnTuTu Benchmarkが配信停止になってしまいました。

そのため規制後に計測したFire HD 10 Plus、Fire HD 8 Plusは、AnTuTu公式からAPKファイル(Ver.9.0.12、Ver.8.4.3)を直接インストールして実施しています。

またそれ以外のモデルは(Ver.8.1.9)で計測しています。

FireタブレットのモデルAnTuTuのバージョン
Fire HD 10 PlusVer.9.0.12
Fire HD 8 PlusVer.8.4.3
Fire HD 10(2020/第10世代)
Fire HD 10(2017/第7世代)
Fire HD 8(2018/第8世代)
Fire 7(2019/第9世代)
Ver.8.1.9

計測値にはバージョン間を理由とした差が含まれることはご承知おきください。

また、Geekbench 3はAmazonアプリストアからダウンロードしたものを使用しており、使用したバージョンは全端末で共通です(3.4.1)

なお、Geekbench 3で計測する際は初期化し、Google Playが入ってない状態で行っています。

AnTuTuベンチマークによるスコア比較

それぞれのAnTuTuベンチマークの結果についてです。

スクリーンショットにあわせて最後に比較の一覧をまとめていますので、ぜひ参考にしてください。

Fire 7(2019)

まずは1世代前のFire 7です。

最新モデルではおよそ2倍のベンチマーク結果になっているようで、買い替えを検討している方にとってはよいチャンスかもしれません。

Antutuベンチマーク:Fire 7(2019)

Fire HD 8(2018)

次にFire HD 8(2018)の結果です。

合計スコア的にはFire 7(2019)>Fire HD 8(2018)ですね。

Antutuベンチマーク:Fire HD 8(2018)

Fire HD 10(2017)

次にFire HD 10(2017)です。

ここまでの並びでは、Fire HD 10(2017)>Fire 7(2019)>Fire HD 8(2018)となっています。

Antutuベンチマーク:Fire HD 10(2017)

Fire HD 10(2019)

Fire HD 10(2019)です。

Antutuベンチマーク:Fire HD 10(2019)

Fire HD 8 Plus(2020)

Fire HD 8 Plus(2020)です。

Antutuベンチマーク:Fire HD 8 Plus(2020)

Fire HD 10 Plus(2021)

最後にFire HD 10 Plus(2021)です。

Antutuベンチマーク:Fire HD 10 Plus(2021)

Fireタブレット各モデルのAnTuTuスコア比較表

Fire HD 10(2019)はこれまでAnTuTuで計測不能だったのですが、今回のテストでは一応最後まで走りきり、スコアが出ています。

またFire HD 10 Plus(2021)、Fire HD 8 Plus(2020)はAnTuTu公式から直接アプリをインストールして計測しています。

ちなみにAnTuTuベンチのAPKファイルをダウンロードしようとするとブラウザから全力で警告されるなど、もはやウイルスアプリなみの扱いですね。

ここまでの各デバイスでの計測結果を並べてみると以下のようになります。

※スマホで表示した場合は横にスクロールできます。

項目 Fire 7 Fire HD 8 Fire HD 8 Plus Fire HD 10 Fire HD 10 Fire HD 10 Plus
  2019
(第9世代)
2018
(第8世代)
2020
(第10世代)
2017
(第7世代)
2019
(第9世代)
2021
(第11世代)
合計スコア 53,618 50,808 90,195 89,655 146,205 155,763
CPU 23,400 22,564 31,641 39,899 64,660 66,939
 CPU数学演算 3,292 2,985 4,516 7,935 11,633 14,364
 CPU共通アルゴリズム 4,569 4,467 5,848 7,760 10,542 12,461
 CPUマルチコア 15,539 15,112 21,277 24,204 42,485 40,114
GPU 0 0 15,968 5,511 25,582 0
 Marooned – OpenGL ES 3.0 非対応
 Terracotta – ヴァルカン 非対応 非対応 メモリ不足 非対応 メモリ不足
 Coastline – ヴァルカン 非対応 非対応 6,410 非対応 9,339 非対応
 Refinery – OpenGL ES3.1+AEP 非対応 非対応 9,558 5,511 16,243
MEM 22,189 20,096 27,584 24,089 32,219 35,407
 RAMアクセス 16,407 14,805 17,224 16,337 20,031 22,687
 ROM APP IO 1,234 1,086 2,017 2,259 3,486 3,866
 ROMシーケンシャル読み込み 2,530 2,371 4,865 3,660 3,639 3,758
 ROMシーケンシャル書き込み 1,177 717 1,599 1,178 2,701 2,698
 ROMランダムアクセス 841 1,117 1,879 655 2,362 2,398
UX 8,029 8,148 15,002 20,156 23,744 53,417
 データセキュリティ 2,210 2,151 3,464 3,988 4,894 13,270
 データ処理 2,205 2,204 3,600 5,045 7,277 10,074
 画像処理 710 848 2,605 2,065 714 6,625
 ユーザーエクスペリエンス 2,904 2,945 5,333 9,058 10,859 13,537
 Video CTS 6,000
 Video Decode 3,911

Fire HD 10シリーズのスコアの圧倒的な高さが目立ちます。

とくにFire HD 10 Plus(2021)とFire HD 10(2019)のスコアにそれほど大きな差がないことに気づきます。

最新モデル(のしかもアップグレードバージョン)と1世代前の旧モデル間でそれほど大きな差が出てないので、ベンチの数字を気にする方でもそこまで買い替えを急ぐ必要はないかもしれません。

またスコアだけを見れば、旧モデルのFire HD 8、Fire 7とは2倍近い数値差があります。

性能面での使いづらさから買い替えを検討されている方にとっては、Fire HD 10 Plusは最良の選択肢と言えますね。

またFire HD 8 Plusもかなり検討しており、旧モデルのFire HD 10(2017)に迫る性能で、Fire HD 8(2018)の2倍近いスコア。

Fire 7からスコアを引き離してモデル間の序列を戻したとも言えます。

それぞれの詳しいスペックや使用感は各レビュー記事に掲載しているので、ぜひあわせてご覧ください。

Geekbench 3.4.1 for Android AArch32によるスコア比較

次はGeekbench 3による比較です。まずはFire 7(2019)。

Geekbench 3:Fire 7(2019)

次はFire HD 8(2018)。

Geekbench 3:Fire HD 8(2018)

こちらはFire HD 10(2017)。

Geekbench 3:Fire HD 10(2017)

Fire HD 10(2019)。

Geekbench 3:Fire HD 10(2019)

次にFire HD 8 Plus。

Geekbench 3:Fire HD 8 Plus(2020)

まとめると以下のようになります。

なお表が見づらくなってしまうので、上段を現行モデル、下段を旧モデル(販売終了)として2分割しています。

項目 Fire 7 Fire HD 8 Plus Fire HD 10 Plus
  2019
(第9世代)
2020
(第10世代)
2021
(第11世代)
コア性能 シングル マルチ シングル マルチ シングル マルチ
スコア 646 1,880 887 2,195 1,603 6,757
整数演算性能 847 2,750 1,186 2,943 1,562 9,031
浮動小数点演算性能 426 1,370 629 1,879 1,390 6,770
メモリパフォーマンス 688 961 805 1,332 2,114 2,184
項目 Fire HD 8
Fire HD 10
Fire HD 10
  2018
(第8世代)
2017
(第7世代)
2019
(第9世代)
コア性能 シングル マルチ シングル マルチ シングル マルチ
スコア 636 1,747 1,444 2,603 1,559 6,554
整数演算性能 837 2,614 1,632 3,415 1,574 9,231
浮動小数点演算性能 419 1,313 1,203 2,298 1,287 6,040
メモリパフォーマンス 668 884 1,550 1,589 2,076 2,228

Geekbench 3は計測できるのがCPUのみのスコア。

AnTuTuと比較すると項目が少ないですが、一応参考に掲載しておきます。

単純にCPU性能で見ると、やはりFire HD 10 Plus、Fire HD 10のスコアが他を引き離していますね。

重めの処理を考えている場合はFire HD 10の一択になるかと思います。

こちらでも注目したいのが、Fire HD 10 Plusの現行モデルとFire HD 10の1世代前のモデルでスコアはほぼ変わらないということ。

内容によっては逆転すらしている数値もあり、2019年モデルの完成度の高さがうかがえますね。

性能確認は手持ちのスマホでベンチ計測してみるのがおすすめ

お手持ちのスマホで計測した結果と比較してみると、性能の見当がある程度つくと思います。

またAnTuTuベンチマークで見る場合、モデルによってGPUがどこまで計測できたかで数値が異なってくるので、その辺りを差し引きながら比較するとよいかと思います。

ぜひ購入の参考にしてください。

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