Fire HD 8 Plus(アマゾンファイアHDプラス)は、Fireタブレットの人気モデル「Fire HD 8」の上位モデル。
Fire HD 8の基本性能をアップさせ、よりパワフルに使いやすくしたデバイスです。
僕もFire HD 8 Plusの発売にあわせて購入したのですが、ある程度使用して感触もつかめてきたので、レビュー記事としてご紹介します。
なお結論から言うと、Fire HD 8 Plus、めちゃくちゃいいですね。
ヨノイ
基本性能の向上とあわせて、ワイヤレス充電の採用も使い勝手を向上させており、Fire HD 8の良さをより加速させたモデルとなっています。
これまでも「Fire HD 10 と Fire HD 8、どちらを買うか?」はちょっとした悩みどころでしたが、今まで以上に人気を二分することは間違いないかと。
ということで、イチオシの新モデル「Fire HD 8 Plus」について詳しく解説していきます。
目次
第8世代(2018年)モデルからスペックが向上したポイント

Fire HD 8 Plusは多くの部分で仕様を刷新したことで、使い勝手が大きく向上しています。
とくに印象的なのが、これまでのFire HD 8から本体サイズが変化したこと。
縦横の長さが変わったので、手に持っただけでもかなり新鮮に感じます。
以下、旧モデル(2018年/第8世代)のFire HD 8 から変更のあった部分です。
- 本体の縦横比が変わってより横幅が広いかたちに変更
- 画面の輝度が向上、より明るく鮮やかに
- CPUのクロック数が1.3GHz→2.0GHzへ
- 本体RAMが従来の1.5GB→3.0GBへ
- 本体ストレージが16/32GB→32/64GBへ
- バッテリー駆動時間が最大10時間→12時間へ
- ゲームモードの搭載
- ワイヤレス充電の採用
CPUやRAMといった基本性能の向上以外に、本体の縦横比の変更やワイヤレス充電の採用など、かなり目新しいスペックアップが図られています。
とくにワイヤレス充電の採用は大きく、これによってはじめてShowモードとAlexaハンズフリーが実用的になったと言っていいくらい。
またAlexaハンズフリーはAlexaを常に待機状態にするモードのことで、音声によって触れることなくFireタブレットを起動できます。
またゲームモードによりゲームを高速化できるなど、オールラウンダーなFire HD 8の特性をさらに加速させるアップデートが施されています。
Fire HD 8 Plusのスペックと価格について
ここではまず、Fire HD 8 Plusのスペックと価格について解説します。
Fire HD 8 Plusのスペック一覧
通常盤のFire HD 8と並行するかたちでリリースされたFire HD 8 Plusですが、まずはスペックを比較してみます。
Fire HD 8 Plus タブレット | Fire HD 8 タブレット | |||
---|---|---|---|---|
世代 | 第10世代(2020年発売) | |||
イメージ | ![]() | ![]() | ||
カラー | スレート | ブラック、ブルー、ホワイト | ||
価格 | 11,980円 | 13,980円 | 9,980円 | 11,980円 |
ディスプレイ | 8インチHD、IPSディスプレイ、高度な偏光フィルター搭載 | |||
解像度 | 1280 × 800 (189ppi) | |||
OSバージョン(出荷時) | Fire OS 7 | |||
Bluetoothバージョン | 5.0LE | |||
プロセッサ | 2.0GHz クアッドコア | |||
RAM | 3GB | 2GB | ||
オーディオ | 3.5mmステレオジャック、内蔵Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー | |||
センサー | アクセロメータ、環境光センサー | |||
マルチタッチ | 5ポイント | |||
Alexa搭載 | ◯(ハンズフリーモード対応) | |||
ストレージ | 32GB | 64GB | 32GB | 64GB |
microSDカードスロット | 1TBまで対応 | |||
カメラ | 2メガピクセルフロントカメラとリアカメラ、720pHDビデオ録画 | |||
位置情報サービス | WiFi経由の位置情報サービス(GPSの搭載はなし) | |||
Wi-Fi | デュアルバンド a/b/g/n/ac ※wifi 6(802.11 ax)は非対応 | |||
バッテリー | 最大12時間 | |||
ワイヤレス充電 | ◯ | 非対応 | ||
充電時間 | 同梱のUSB-C(2.0)ケーブル、9W充電アダプタで約4時間 | 同梱のUSB-C(2.0)ケーブル、5W充電アダプタで約5時間 | ||
入出力 | USB-C(2.0)コネクタ | |||
サイズ | 202 × 137 × 9.7mm | |||
ゲームモード | ◯ | |||
重量 | 355g | |||
保証 | 90日間限定保証付き(国内の場合は別売で延長オプションあり) |
このようにして見るとわかるように、実はかなりの部分が通常版のFire HD 8と共通です。
違いをピックアップすると下記のとおり。
- 本体カラーがFire HD 8 Plusはスレート1色のみに対しノーマル版は3色
- Fire HD 8 PlusはRAMが3GB
- Fire HD 8 Plusはワイヤレス充電に対応
- 同梱の充電アダプタのW数が異なる
- 本体価格が異なる
このように見ても、Fire HD 8 Plusと通常版Fire HD 8の大きな違いはRAMの容量とワイヤレス充電の有無でしょう。
とくにRAMが3GBに増えたのは大きく、これによってアプリの挙動に余裕を感じられるようになりました。
ヨノイ
FireタブレットのRAMに関しては、毎度ぎりぎりを攻めている感じで、明らかにコストカットの対象でした。
使い方によっては厳しい場面も多かったので、ここは使い勝手の向上に直結するポイントとして歓迎したいところですね。
Fire HD 8 Plusの本体価格について
Fire HD 8 Plusの本体価格は以下のとおり。
モデル名 | 32GB | 64GB |
---|---|---|
Fire HD 8 Plus | 11,980円 | 13,980円 |
Fire HD 8 Plus + ワイヤレス充電スタンドセット | 14,980円 | 16,980円 |
Fire HD 8 | 9,980円 | 11,980円 |
Fire HD 8 Plusは専用のワイヤレス充電スタンドが併売されており、本体とのセットでも販売されているます。
この場合、別々に買うよりも1,600円程度安くなるため、ワイヤレス充電をフルに利用したい方は、セットでの購入をおすすめします。
またワイヤレス充電スタンドに加えて、純正カバーとのセットも販売されており、必要な方はまとめて買ってしまうとお得です。
Fire HD 8 Plusの本体ディテール
ここからは、Fire HD 8 Plusの本体について、画像を使いながら解説していきます。
旧モデルのレビュー記事も公開しているので、比較しながら見ていただくのも発見があって面白いかもしれません。

Fire HD 8 Plusの本体および付属品
まずは外箱です。

以前はFireタブレットシリーズといえば千歳飴っぽいくさび形をしていましたが、最近は箱形に移行していますね。
Fire HD 8 Plusでもその流れにならうかたちで箱型です。
つぎに本体一式です。

リーフレットの色やデザインが旧モデルから変わっています。
本体です。

この第10世代モデルから本体の縦横サイズが変わっています。
縦が短くなった代わりに横に広がっており、要はずんぐりむっくりになった格好です。
なお本体の画面の縦横比は変わっておらず、従来どおりのHDサイズ(1,280×800)です。
ヨノイ
なお画像の本体ディスプレイには映り込み防止のために、アンチグレアフィルムを貼っています。
画像だとかなりマットな質感ですが、何も貼ってない状態だと相変わらずかなり映り込みます。
Fireタブレットを買うならアンチグレアフィルムは必須ですね。
ちなみに今回購入したのは下記の製品。
ぶっちゃけアンチグレア度は低く、わりと微妙です。
アンチグレアフィルムなら下記のASDEC製品がおすすめ。
かなり強力に映り込みを阻止してくれます。
次に背面です。

大きな特徴は、ロゴや技適マークなどが横向きになったこと。
カラーもこれまでのブラックからスレートへと変更され、色味のあるグレー系の色に変わっています。
またカメラの位置が変更となり、これまでの左端から新たに右端へ移動しています。

ロゴは横向きに。

ロゴもFire HD 10(2019)からの流れどおり「amazon」の文字が消え、スマイルマークのみへと変更されています。
付属品の9Wコンセントです。

こちらも外装がマットな素材感のものに変わり、さりげなくamazonマークが入っています。
裏面は普通のUSBコネクタですね。

ケーブルはこのような感じ。

Fire HD 8シリーズもFire HD 10に続くかたちで、今回から端子がUSB-Cへと変更されています。
コンセント側。

本体側はタイプCの端子ですね。

Fire HD 8 Plusのサイズと重さ
Fire HD 8シリーズは今回の第10世代モデルより、本体の縦横サイズが変更になりました。
縦が縮んで横が広がり、より正方形に近づいたかたちです。
要は幅が出たことで握りにくくなったわけで、この変更によって、これまでの「縦持ちしたときの持ちやすさ」から一歩遠のいてしまった感じはあります。
実際に手に持ってみるとこのような感じ。

私も手が大きい方ではないので基準になるのかというところもありますが、画像のとおり手の平はわりと開く感じになります。
ホールド感が少々損なわれてるのは否めないかもしれません。
背面から見てみます。

結構頑張って掴んでいる感じになってしまいます。

下から見るとこのような感じ。
重量は355gということで旧モデルよりも14g軽くなっているので、若干軽くなっている気はするかもしれません。
手の小さい人は無理せず両手持ちしておきましょう。
前世代モデル(2018年/第8世代)との本体サイズの比較
サイズを比較するために前のモデル(Fire HD 8・2018)と並べてみます。

左がFire HD 8 Plus、右が旧モデルのFire HD 8です。
背面です。

色味もサイズ感も結構違います。
重ねてみます。

上に来ているのが旧モデルですね。
縦横のサイズが変わっていることがわかります。
ちなみにこちらは旧モデルのFire HD 8。
厚さを見てみます。

厚さは変わりませんが、スピーカー穴のサイズが違うのがわかります。
上の穴が大きい方がFire HD 8 Plusですね。
本体サイズの変更で左右に距離が取れなくなった分、音の抜けをよくしているのかもしれません。
電源・入出力・ボリュームについて
それぞれ旧モデルと配置が変わっています。
このような感じ。

電源ボタンがボリューム側に来ています。
またイヤホンの入力が逆端に移動しており、電源とイヤホンの位置が入れ替わったかたちです。
ちなみに旧モデルはこんな感じ。

また今回からFire HD 8でもUSB-Cが採用されています。

とくにイヤホンの入力端子は背面へむかうカーブの途中にあけられているのが特徴的ですね。
成形的に難しい位置のような気もしますが、きれいに加工してあります。
処理性能とAnTuTuベンチマークスコア
システムオンチップ(SOC)プラットフォームはMediaTek MT8168(64ビットクアッドコア)、CPUはARM Cortex-A53 x 4(2.0GHz)、GPUはArm Mali-G52 3EE MC1が採用されています。
参考 Fireタブレットの仕様: Fire HDモデル | FireタブレットAmazonアプリストア体感的にはかなりぬるぬる。
旧モデルで頻発していた挙動の引っかかりはほぼ見られません。
なおAnTuTuベンチマークの計測結果は下記のとおり。

またGeekbench 3の結果は次のとおり。

ベンチマークは単体で見ても感覚的に数字がつかめない部分もあります。
他のモデルとの比較を下記の記事にて掲載中ですので、ぜひあわせてご覧ください。

スピーカー・オーディオ性能
スピーカーはDolby Atmos対応のデュアルステレオスピーカーが搭載。
長辺側にスピーカーの穴が用意されています。

スピーカー穴のサイズは旧モデルよりも大きくなっています。

ここで一つ気付きがありまして、僕はこれまでスピーカー側を下側にして置いて利用するのが正解だと思っていたのですが、今回の本体デザインから見るとどうやら違うようですね。
スピーカー側が天井を向くのが正解のようです。
カメラ位置と背面のデザインの上下がそのようになっていますので、お間違えのないよう。
バッテリー容量と駆動時間
Fire HD 8 Plusは9Wの充電アダプタを同梱。
約4時間の充電で12時間稼働します。
これまで5Wのアダプタだったので充電スピードが遅いのが気になっていましたが、新アダプタにより、かなり早くなった印象です。
またFire HD 8 Plusではワイヤレス充電が利用できるようになり、取り回しがかなり良くなりました。
ヨノイ
Alexaハンズフリーにしておくとバッテリーの減りが早いのは旧モデルと同じですね。
ただしワイヤレススタンドに置くと常に充電されている状態なので、Showモード&Alexaハンズフリーでもバッテリーの減りはあまり気になりません。
フロントカメラ/リアカメラ
カメラ性能は旧モデルから変わらず。
現代の標準からいくと、お世辞にもよい性能のカメラとは言えません。
ヨノイ
また今回からカメラ位置が変更されフロントカメラは長辺側に移動し、リアカメラは左側から右側へと移動しました。


FireタブレットではZOOMも利用できますが、画質を求められるようであれば、カメラ性能のよい別デバイスを検討すべきかもしれません。

内部ストレージ
内部ストレージは従来の16GB/32GBから倍の32GB/64GBへと増量。
また外部ストレージとしてマイクロSDカードを1TBまで追加可能になりました。
ヨノイ
また最近ではマイクロSDカードがさらに安くなっています。
32GBモデルを購入しておいて、64GBモデルとの差額でマイクロSDカードを購入した方がコスパよく使えるのは従前どおりです。
専用のワイヤレス充電スタンドも発売
Fire HD 8 Plusは専用のワイヤレス充電スタンドが発売されています。
Fire HD 8 Plusにあわせて作られているので造形もぴったり。
とくにShowモードやAlexaハンズフリーをフルに活用したい場合は必須とも言えるデバイスですね。

と言うのも、両機能ともともかくバッテリーを食いまくるんですよね……。
結局コンセントに繋ぎっぱなしにしなくてはならず、取り回しの良さを犠牲にしなくてはならなかったので、ワイヤレス充電スタンドはかなり歓迎できるアイテムですね。
一つ難を言えば、置きっぱなしにしている間は常に充電状態なので、バッテリーの寿命が短くなってしまうであろうこと。
製品サイクルが2年程度、本体価格が1万数千円と考えれば、劣化しきったら次のモデルに買い替えていくのが正しそうです。
以下、ワイヤレス充電スタンドの画像です。
まずは外箱。


内容物です
本体にコンセント、説明書、リーフレットのシンプルな構成。
ひっくり返すと底にコンセントジャックがあります。

差すとこのような感じ。

前面の設置部はFire HD 8 Plusのボディ形状にあわせてくり抜いてあるのでぴったり収まります。

また縦置きにも対応できるよう、中央がより深くくり抜かれています。
設置するとこのような感じ。

もちろんスタンドとしての実用性も確かなので、動画鑑賞もばっちりです。
また、ここまで新しいFire HD 8の本体を見て分かるように、本体の形状変更に伴ってこれまであった本体上下のベゼル部分が短くなってしまいました。
これまでは横持ちしても指を添える場所があったわけですが、新モデルでなくなってしまった格好です。
横向きで手持ちすると若干持ちにくくなったかなとも感じるのですが、その場合は代わりにワイヤレススタンドを使うといいかもしれません。
Fire HD 8 Plusの機能面での特徴について

ワイヤレス充電の採用
ここまで解説してきたとおり、Fire HD 8 Plusではワイヤレス充電を採用しています。
これまで今ひとつ使いづらかったShowモードが捗ります。
Echo Showを買いたいけど実用性に疑問があるという方はFire HD 8 Plusで様子を見てみるのもありでしょう。
RAM3GBを搭載
これもなかなか数値で示せず、体感ベースの話にならざるをえませんが、少なくとも旧モデルに比べると挙動はかなり快適です。
複数のアプリを立ち上げても重くなったりなどがありません。
かなりぬるぬるという表現がぴったりな印象です。
ゲームモードの搭載
今回のFire HD 8 Plusからゲームモードが搭載されています。
気になるのは処理性能がどのくらい向上するのかということ。
今回はマインクラフトを起動して試してみました。
ちなみに起動にかかる秒数を計測するとざっくり以下のような感じ。
Fire HD 8 Plus(ゲームモードあり) | 15.03秒 |
〃 (ゲームモードなし) | 15.46秒 |
Fire HD 8(2018年/第8世代モデル) | 16.08秒 |
Fire HD 10 | 7.15秒 |
そもそもゲームモードが起動時から影響を与えているのか?という根本的な裏が取れてないのですが、結果は上記のとおり。
Fire HD 10がぶっちぎりで速いのはともかくとして、体感としてはワンテンポ向上する感じです。
劇的に速く感じるかと言われれば正直そうでもないのですが、それでも高速化は歓迎できること。
もしかすると最近のもっと新しい高負荷のゲームで試すともっと違いがはっきりと出るのかもしれません。
ゲーム中の挙動も基本的に大きな差はないのですが、描画のなめらかさに何となく違いは感じますね。
旧モデルは何をするにしてももっさりなイメージですが、Fire HD 8 Plusではかなり軽快に行動できます。
ディスプレイ輝度が明るい
Fire HD 8 Plusで強調しておきたいのが、ディスプレイ輝度の改善による鮮明さの向上と色味の変化。
旧モデルと比べるとかなり明るくなったおかげで、ディスプレイの印象はずいぶんとアップしています。
画像で上手く捉えられていないのですが、並べるとこのような感じ。

左がPlusで右が旧モデルです。
もちろん画素数に違いはないのですが、並べてみるとFire HD 8 Plusの方がドットの表現がより滑らかに見えます。
ヨノイ
また旧モデルは俗に言う尿液晶気味というか、Fire HD 8 Plusと並べるとかなり黄色く見えますね。
逆に今回のディスプレイは結構青みがかっており、多くの方に好まれるタイプの液晶ではないかと思います。
オーディオ性能が優秀
何気にFire HD 8シリーズはオーディオスピーカーが優秀。
組み込まれている部品に違いがあるのか、それとも設計のバランスがよいのか分かりませんが、一聴して全然違います。
序列をつけると以下のとおり。
Fire HD 8 Plus > Fire HD 8(2018年) > Fire HD 10
Fire HD 10のスピーカーは故障してるのか?と思うくらい貧弱ですね。
ヨノイ
AlexaハンズフリーでEcho的に音楽再生機として利用するのもありだと思います。
Fire HD 8 Plusで注意すべきデメリット
Fireタブレット全般に共通する、デバイスとしての注意点です。
GPS機能がなく使えるのはWi-Fiのみ
FireタブレットはGPS機能が搭載されていないため、地図アプリなどは使えません。
また回線への接続も基本的にはWi-Fiになります。
SIMスロットも用意されてないため、出先で通信しながら使いたい場合はポケットWiFiなどを用意する必要があります。
ポケットWiFiの中には、契約期間の縛りがなく解約金もない、短期利用を前提としたサービスも増えています。
月額料金やサービス水準も他のサービスと大きく変わらないのでちょっと試したい場合などにおすすめです。
Google Playが利用できない
Fireタブレットに搭載のFire OSではGoogle Playを正規の方法ではインストールできません。
必然的にAmazonのアプリストアでリリースされているアプリから選択して使うかたちになりますが、正直なところ品揃えは今一つ。
ヨノイ
そこでAPKファイルを利用してPlayストアアプリをインストールし、Google Playを利用する方法があります。

ただしグレーゾーンで成り立っている方法なので、実行する場合は自己責任でよろしくお願いします。
ディスプレイの画素数がフルHDではない
Fire HD 8 Plusのディスプレイは解像度が1,280×800のHD画質。
画質にやや物足りなさを感じる場面はあるかもしれません。
ちなみに上位機種のFire HD 10はフルHDに対応しており、高精細な画質を楽しめます。
Fire HD 8 Plusは最大3年間の延長保証もあり
Fire HD 8 Plusには最大3年間の延長保証をオプションで購入できます。
延長保証は購入から30日以内に申し込む必要があるため、忘れないようにしましょう。
なお延長保証は2年間で1,980円、3年間で2,580円となっており、落下や水濡れ等に対応してくれます。
なお保証内容は下記のとおり。
- メーカー保証期間終了後の自然故障・不具合について1回に限り無償で代替品に交換(バッテリーの劣化含む)
- 落下による故障、水濡れなどの偶発事故は保証期間中に1回に限り無償で代替品に交換
保証をつけるかは購入額と買い替えサイクルから決めるとよいでしょう。
Fire HD 10とFire HD 8 Plus、どちらを買えばいいのか?
Fire HD 8 Plusをワイヤレス充電スタンドとセットで購入することを考えると、価格的にもFire HD 10と競合します。
モデル名 | 32GB | 64GB |
---|---|---|
Fire HD 8 Plus | 11,980円 | 13,980円 |
Fire HD 8 Plus + ワイヤレス充電スタンドセット | 14,980円 | 16,980円 |
Fire HD 10 | 15,980円 | 19,980円 |
予算が先に決まっていて、Fire HD 10と迷われている方も多いのではないかと思いますが、個人的には下記の条件でおすすめします。
- 動画配信サービスの視聴がメインでほぼ動かさない→Fire HD 10
- 動画以外にもKindleやゲーム、Showモードなど多機能を楽しみたい→Fire HD 8 Plus
どちらか迷っているのであれば、Fire HD 8 Plusを買っておくのが無難かな、というのが僕の考えです。

以下、理由を書いていきます。
Fire HD 10のフルHDディスプレイは強い、がFire HD 8 も十分きれい
Fire HD 10とFire HD 8 Plusを並べて使っていると実感してしまいますが、やはりフルHDディスプレイは強いです。
ただしFire HD 8 Plusは輝度も向上し、ディスプレイ性能はかなり上がっているので、8インチサイズで利用するならそこまで気になりません。
ヨノイ
取り回しがいいのがFire HD 8 Plusの魅力でもあるので、このくらいのスペックのものが搭載されていれば十分かと。
家から持ち出さずほぼ据え置きで利用するのであればFire HD 10を買いましょう。
参考 動画配信サービスの画質を比較|SD、HD、フルHD、4Kの違いなども解説ヨノイVODベンチマークはまだ圧倒的にFire HD 10が上
ベンチ性能はあくまで数値的なもので体感を正確に代弁するものではないでしょうが、ベンチ性能はFire HD 10が圧倒的に上。
それでもiPhone8に劣るという感じなんですけどね。
とは言えRAMの容量が増えたり、またゲームに関しては専用のモードも搭載され、触れる中での挙動に不満は感じません。
旧モデル(2018年/第8世代)はすでに動きがかなりギコギコしていて微妙にストレスが溜まるのですが、Fire HD 8 Plusではそんなことないですね。
まあベンチうんぬん言っても、Fireタブレットでそこまでパワーを要することをやるのかというそもそもの疑問もあったりもするのですが……。
まとめ:Fire HD 8 Plusはサイズの汎用性に強みのあるデバイス
Fire HD 8 Plusは総合的に見ても、かなり優れたデバイスです。
しかし上位モデルのFire HD 10の完成度が高いため、比較するとさすがに迷いは出てしまうかもしれません。
フルHDが搭載されていれば一機に神機になったのでしょうが、ラインナップのバランスと製造コスト的にも、さすがにそうはいかないですよね。
Fire HD 8 Plusの強みは8インチという汎用性の高いサイズ設定で、ここにどの程度の価値を見出しているかと言えます。
とくにFire HD 10とは使い方がかなり異なるデバイスです。
ご自身がどのような場面で使いそうかを良く考えた上で選んでおくと失敗がないかと思います。

