オンライン会議用のアプリとして定着した「ZOOM」ですが、実はAmazonのFireタブレットでも利用できます。
「ZOOM Cloud Meetings」はAmazon Androidアプリとして配信されており、正式にFireタブレットに対応。
Google Playをインストールするなどの裏技を使わなくても正規に利用可能です。
この記事ではZOOMアプリの設定方法や使い方について詳しく解説します。
リモート勤務やオンライン学習の機会にぜひご利用ください。

目次
「ZOOM Cloud Meetings」とは

ZOOMの正式名称を「ZOOM Cloud Meetings」と言います。
ZOOMとはインターネット上でオンラインミーティングを行うためのアプリで、今回のコロナ禍で在宅ワークが加速したことにより一気に注目を集めたアプリです。
なお検索すると「ZOOM」の名前を冠したアプリがいくつか出てきますが、いわゆるZOOMをしたいなら「ZOOM Cloud Meetings」をインストールしましょう。
以下、正式なアプリ名称が長いため、「ZOOM Cloud Meetings」を「ZOOM」と省略して記載します。
Fireタブレットの「ZOOM」の対応状況
ZOOMの対応状況ですが、もともとがAndroidアプリなので、対応OSの表記もAndroid OSのバージョン表記になっています。
なお必要なOS環境は「Android 5.0 」とされています。
ちなみにFireタブレットで使われているFire OSはAndroidをカスタマイズしたもの。
FIre OSのバージョンはAndroidのバージョンに対応しているので、そこからZOOMへの対応状況がはかれます。
詳細は下記のとおり。
Fireタブレット | Fire OSのバージョン | 最新バージョン (2020年5月現在) | ベースのAndroid OS |
---|---|---|---|
Fire HD 10(2017第7世代) Fire HD 8(2017・第7世代) Fire 7(2017・第7世代) | Fire OS 5.0 | Fire OS 5.6.6.0 | Android 5.0 |
Fire HD 8(2018・第8世代) Fire 7(2019・第9世代) | Fire OS 6.0 | Fire OS 6.3.1.5 | Android 7.1 |
Fire HD 10(2019・第9世代) | Fire OS 7.0 | Fire OS 7.3.1.2 | Android 9.0 |
一応これらのモデル公式の情報にもとづけば、OSのバージョン的には対応しているはずです。

これ以前のモデルでもOSのバージョン的には対応していますが、他の機器的な要因で満足に動かない可能性はありそうです。
とくにメモリとかその辺はかなりギリギリまで削っている印象なのでわりと怪しいかと。
ここに掲載している前世代モデル(2017年に発売されたもの)くらいであれば大丈夫そうですが、安く動かそうとして中古屋でものすごく前のモデルを買ってきて使うみたいなことは避けた方がよさそうです。
ZOOM Cloud Meetingsのインストール方法
ZOOMのインストール方法は簡単です。
ここでは手順を解説します。
ZOOMはFireタブレットの「アプリストア」からインストール
「ZOOM Cloud Meetings」はFireタブレットのアプリストアから直接インストールできます。
他にも方法はいくつかありますが、この方法が一番シンプルで間違いがないのでおすすめです。

検索すると出てきます。

あとは通常のアプリと同様にインストールするだけです。
AmazonWebサイトのAmazon Android アプリストアからも配信できる

PCのAmazon公式にログインし「Amazon Android アプリストア」からアプリをダウンロードすることも可能です。
その場合はアプリライブラリにインストールされるので、そこから利用したいFireタブレットに配信できます。
ただしこの手順は無駄に煩雑なので、使いたいFireタブレット上でダウンロードするのがおすすめですね。
ZOOM Cloud Meetingsの使い方
ZOOMのミーティングに参加する方法はいくつかあり、ミーティングを行うグループの方針によって異なるかと思います。
簡易的にミーティングを立ち上げるのか、継続的に利用するためにアカウントを作成するのかなどによっても違うので、主催者からの指示に従うのが一番間違いがないはずです。
基本的には「招待」されて参加するスタイルになりますので、どのようなかたちで招待されるかによって参加までの手順がやや異なります。
基本的には主催者からメールで届く招待URLをクリックするか、ミーティングIDとパスワードを入力することで参加できます。
画面のインターフェイス的には起動するとこのような感じ。

「ミーティングに参加」をタップすると参加画面へ遷移します。

画面上部の「ミーティングID」に主催者から教えてもらったIDを入力して開始します。
また招待リンクをもらっている場合はURLをタップすることでミーティングに参加できます。
FireタブレットでZOOMを使う際に注意しておくべきこと
FireタブレットでZOOMを使う際に用意しておいた方がよいものなどについてです。
音量問題はイヤホンマイク・ヘッドセットで解決
モデルにもよるかとは思いますが、Twitterなどを見ても音声まわりに問題を感じている声が多いですね。
マイクやスピーカーの位置などにもよりますが、実際に試してみてうまく音を拾わないなどあれば、イヤホンマイクやヘッドセットを使うと解決できます。
イヤホンジャック時代のiPhoneに付属していたEarPodsを捨てずに取っていればそちらを使うのもありですよ。
映り込みを防ぐためにアンチグレアフィルムは必須

個人的に最優先事項の一つなのがアンチグレアフィルムの貼り付け。
Fireタブレットはめちゃくちゃ映り込みます。
気にならない方もいらっしゃるでしょうが、長時間画面を見続けなければならない場面だとかなり気になるはず。
位置が悪いと照明もかなり映り込むのでアンチグレア化は強く促しておきたいポイントですね。
チャンスは購入後の保護フィルムを剥がした直後しかないので、ご利用は計画的に。
とくにお子さんのオンライン授業などで使う場合はブルーライトカットなどのものをつけてあげた方がいいかもですね。
カバースタントまたはスタンドで角度を調節

ZOOMで長時間使うには手持ちは無理ですので、スタンドを用意する必要があります。
スタンド型に変形するカバーもしくはスタンドを購入しておくのがおすすめです。
カバースタンドは本体が重くなってしいますし、その分持ち出しづらくなってしまいます。
その分ポータブルスタンドは安価で使いやすくスマホも置けるのでかなりおすすめ。
とくにAmazonベーシックの製品はサイズ感もぴったりで安定感もあるので気に入って使ってます。
角度も変えられるので、大人と子どもで共有する場合も安心ですよ。
まとめ:他にZOOMを使えるデバイスがない場合はFireタブレットはおすすめ
モデルにもよるとは思いますが、FireタブレットでもZOOMはとくに問題なく使えるかと思います。
とくに最新モデルであればそこそこ快適に利用できるはず。
Fire HD 10であれば十分かと思いますし、自粛生活中のおともに購入された方はプライムビデオ以外の利用法としてぜひご活用ください。
またZOOMを利用していてよくあるのが回線の不具合。
回線状況が安定しないなら、より大容量の回線に乗り換えるか、WiMAXなどモバイル回線を導入するのがよい方法。
関連記事:GMOとくとくBB WiMAXの本当の評判・口コミは?おすすめ度No.1サービスの真実を斬る
建物内の使用が多い場合は、WiMAXよりも電波の通りやすいポケットWi-Fiがおすすめです。
関連記事:「縛りなし解約金なし」のおすすめのポケットWiFiは?短期でお試しできるWiFiを教えます
場所に縛られず活用できるので、初期投資分はすぐに回収できるかと。
回線不安定で多人数で同期が取れないと地味に参加者に迷惑をかけてしまうので、早めの対応をおすすめします。
リモートワークでプリンタが必要な場合はあわせて用意しておくと安心です。
また逆にZOOM用として購入するならプライムビデオやKindleなど、Amazonのサービスはフル活用するべき。
Amazonプライムに入っておくだけでも楽しめますし、必要に応じてKindle Unlimited、Amazon Music Unlimitedへの加入もおすすめです。


またFireタブレットは動画配信サービスの対応も良好なので、プライムビデオ以外のサービスを楽しむのもいいですよ。

Fireタブレットでできる基本的なことはこちらでまとめています。
